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最強女優NO2安藤サクラ ゆとりですがなにか

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以前、記事に書いたように、日本の最強女優NO1は長澤まさみだと思いますが、安藤サクラも好きな女優です。今話題の「怪物」も良かったですが、9/29公開の今問題になっている特殊詐欺を扱った映画「BAD LANDS バッド・ランズ」も楽しみです。 安藤サクラは、父奥田瑛二、母安藤和津の次女で、俳優の柄本佑の妻でもあります。このファミリーは演劇一家でもあり、全てが「芝居」に結びついている面倒な人たちのなかで一番ひょうひょうと、自然にいる感じがしています。 映画だけではなく、テレビも出演作品が多く、NHKの朝ドラの「まんぷく」、日本テレビのバカリズムの「ブラッシュアップライフ」と自在な役作りは、結婚して妻になり母になってから益々その振り幅が大きくなってきたと思います。 私の一番好きな作品は2016年の日本テレビの日曜のドラマ「ゆとりですがなにか」です。「クドカン」こと宮藤官九郎のオリジナル脚本で、彼女にとって連続ドラマの初ヒロインであった作品です。 若者が「Z世代」ではなく「ゆとり世代」と言われていた頃のドラマであり、 岡田将生、 松坂桃李、柳楽優弥、 安藤サクラの4人が20代から30代の間で仕事、恋愛、家族関係で悩みながらも成長していく青春群像の物語が、クドカン独自の視点で描かれています。 岡田くんを始め、今では全員主役級の4名の役者のそれぞれの関係性が面白く、当時の時代の教育問題、過労死、パワハラ、不倫、跡継ぎ問題、ストーカー、学歴社会、不当滞在などのシリアスな社会問題を取り上げつつも、全体的にはコメディとして成立させるクドカンの脚本家としての才能がわかるドラマでした。 特に、ドラマの中で安藤サクラが演じたアラサー女性像は、恋人、娘、嫁、仕事の上司、彼らの親友としてそれぞれの関係性を丁寧に演じつつも悩める存在感を表現しており、役者としての力量を感じました。 また、ラストの岡田将生と安藤サクラの挙式シーンは、ドラマというよりも映画と言っても良いほどのクオリティの高い名シーンでした。現在、ストリーミングで視聴できますので、興味のある方はぜひご覧ください。 当時の映像をYouTubeで検索していたら、10月13日より「ゆとりですがなにか インターナショナル」として現在の「ゆとりですがなにか」メンバーのその後が描かれる映画が公開されることがわかりました。これは絶対に面白いので、今

映画「怪物」 故坂本龍一にささぐ

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 最近、映画「怪物」を観ました。監督は「海街diary」の是枝裕和、脚本は「カルテット」などのテレビドラマの脚本家・坂元裕二、そして音楽は坂本龍一です。 「第76回カンヌ国際映画祭」で日本映画では初となる脚本賞「クィア・パルム賞」を受賞し、大きな話題を集めています。また、本作は坂本龍一のサウンドトラックの遺作となりました。 本作は、大きな湖のある郊外の地方都市での子ども同士のいじめにまつわる物語です。長野県諏訪湖をロケ地とし、朝モヤの湖の美しいシーンが劇中の心象のメタファーとして使われているところが、是枝作品らしい映像美を感じます。 いじめの経緯をそれぞれの登場人物の視点で、何度も同じ時間軸を繰り返し描くことで物語の真実が明らかになっていく構造は、芥川龍之介「藪の中」を原作とする黒澤明監督の「羅生門」のオマージュでもあります。 ストーリーはネタバレになるため詳しくは書きませんが、安藤サクラと瑛太の演技もうまいのですが、 是枝監督らしく主人公の少年2人の演技が自然で素晴らしいです。 そして何より、坂本龍一の音楽が素晴らしい。是枝監督が依頼の手紙を坂本龍一に出したところ、本人から「体力的に全曲の書き下ろしはできないので、何曲かイメージしているものを形にしますから聞いてください」と返事が来て、その後2曲の描き下ろしの新曲と「すでに私が発表している楽曲から自由に使って頂いて構いません」と返事が来たそうです。 是枝監督は、既存の坂本龍一の曲と新曲を自ら構成を考えて、サウンドトラックを作成しました。 映画のエンディングの重要なメッセージであるシーンは、切なくも希望を象徴するように「Aqua」が流れます。「Aqua」は坂本自身の娘である坂本美雨のために書かれた曲であり、この映画の重要なテーマでもあります。 カンヌ映画祭では、この音楽が終わるとともにスクリーンに「坂本龍一にささぐ」とクレジットが出ると、ひときは大きな拍手が起きたとの事です。 映画「怪物」は是枝監督が作った坂本龍一の好きな曲のPlaylistでもあったと思います。故坂本龍一にささぐ。 「怪物」Playlist(サウンドトラック) アルバム「12」20220207 オリジナル Monster 1 アルバム「out of noise」 hwit オリジナル Monster 2 アルバム「12」 20220302 アルバム

どうする家康 最後まで間に合うか? #レキシ2

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今回も歴史関連の記事です。大河ドラマはNHKの顔となるドラマで、豪華な出演者や斬新な映像、新しい学説を入れたストーリー展開など、毎週日曜日の夜のルーティーンとして楽しみに観ています。 過去5年の大河ドラマ一覧と私の評価は以下の通りです。 - 2018年「郷どん」:原作林真理子、脚本中園ミホ、主人公西郷隆盛(鈴木亮平) 評価4  渡辺謙と北川景子が良かった。 - 2019年「いだてん」:オリジナル、脚本宮藤官九郎、主人公金栗四三(中村勘九郎)、田畑政治(阿部サダヲ) 評価5  個人的にクドカンが好きです。 - 2020年「麒麟がくる」:オリジナル、脚本池端俊策、主人公明智光秀(長谷川博己) 評価3 本木雅弘が良かったけど全体的に地味。 - 2021年「晴天を衝け」:オリジナル、脚本大森美香、主人公渋沢栄一(吉沢亮) 評価3  草なぎ剛が良かったけどこれも全体的に地味。 - 2022年「鎌倉殿の13人」:オリジナル、脚本三谷幸喜、主人公北条義時(小栗旬) 評価5 ここ最近は「鎌倉殿の13人」が一番面白かったと思います。鎌倉時代はあまり馴染みがありませんでしたが、ストーリーと出演者が素晴らしく、鎌倉が近所であることもあり親近感を覚え、毎週楽しみに観ていました。 そして、今回は「どうする家康」です。「どうする大河」と言われるように、視聴率は低迷し、私も一ヶ月ほど離脱していました。とにかく、明智光秀や豊臣秀吉の描き方がクズすぎて共感できないのと、ストーリー展開が遅すぎて本当に終わるのか心配になります。 大河ドラマは平均47話あるのでchatGPTに以下のプロンプトで質問しました。 「あなたはNHK大河ドラマの脚本家です。今回徳川家康のドラマの脚本を担当することになりました。47話で徳川家康の生涯を描く場合、関ケ原の合戦等の大きなイベントを12上げて何話に放映するかを考えてください。」 以下が答えです。 豊臣秀吉との出会い - 第2話 駿府城築城 - 第6話 関ヶ原の合戦 - 第12話 徳川家康の将軍就任 - 第16話 大坂の陣 - 第22話 徳川幕府の成立 - 第27話 キリシタン禁教令 - 第32話 参勤交代の制度確立 - 第35話 一国一城令の施行 - 第39話 家康の隠居と家督継承 - 第42話 三河一向一揆の鎮圧 - 第44話 家康の死と後継者問題 - 第46話 「三

邪馬台国は何処にあるのか? 九州VS近畿 レキシ#1

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 私の趣味の一つが歴史です。私が若い頃は、歴史に興味はなく大河ドラマも見ませんでしたし、京都や鎌倉に修学旅行に行っても、昔の建造物よりもテナントなどの謎のおみやげに興味がありました。 歳を重ね、色々な経験や知識を得るにつれ、人類や日本人の過去の経験や考えたことを知りたくなります。今では毎週大河ドラマを見ますし、観光に行く前には予め神社や寺の成り立ちを予習するようにしています。 最近、佐賀県の吉野ヶ里遺跡で今まで、神社があったため発掘出来なかった場所から、新たな石棺墓が見つかりました。この石棺墓が女王・卑弥呼が統治した「邪馬台国」がどこにあったのかを探る手掛かりになる可能性もあります。 邪馬台国は、天皇が日本を統一する前の、2世紀 - 3世紀頃にあった国の一つとされています。中国の「魏志倭人伝」に卑弥呼と「邪馬台国」の記述がありますが、日本の古文書には記述がないため、存在自体について議論が続いてます。 「邪馬台国」の場所に関しては、大陸に最も近かった九州説と、多くの巨大古墳が出土した近畿説がありますが、決着はついていません。当然、九州地方の人は九州説、関西の人は近畿説を支持していますが、その他の人はどちらでも良いと思っています。 私は、福岡に転勤していたこともあるため、「邪馬台国」は九州にあったと考えています。福岡に住んで感じるのは「中国」「韓国」との近さであり、かつて「福岡」近辺が「大陸」との外交の入り口であったことは地政学的に理にかなっているからです。 過去の歴史を知る方法は大きく2つあると言われています。1つが歴史学と呼ばれる文書や記録、口承などの資料を分析し過去を知ること、もう1つは考古学と呼ばれる物理的な遺跡、化石や人骨などの証拠を通じて過去を知ることです。 つまり、「魏志倭人伝」と遺跡の発見の組み合わせで「邪馬台国」が特定できると言われています。 佐賀県の吉野ヶ里遺跡は実際に行ったことがありますが、非常に大きな村落の跡地であり「邪馬台国」であっても不思議はありません。一方、地理的にはかなり海から遠いため疑問視する声もあります。 今回の吉野ヶ里遺跡での新たな石棺墓の発見は「邪馬台国」議論に終止符を打つ「物証」になるかもしれません。 タイムマシーンが無い限り、過去の真実を完全に知ることは出来ません。歴史学と考古学を組み合わせて過去の真実を推理していくところが、

中野サンプラザ閉館 どうするサンプラザ中野くん

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中野駅北口にある複合施設「中野サンプラザ」が、2023年7月2日に閉館することが決定しました。 全国勤労青少年会館として開業したこのホールは、民間に売却された後も都内のコンサート会場として人気を博していましたが、老朽化などの理由から一旦取り壊され、跡地は多目的ホールなどが入る施設として野村不動産などが再開発し、28年度の完成を目指すとのことです。 「中野サンプラザ」は音の良さで知られ、私もオリジナル・ラブのライブを見に行ったことがあります。 中でも山下達郎が気に入っているホールとしても有名です。閉館にむけて、東京・中野サンプラザホールで5月1日から7月2日まで「さよなら中野サンプラザ音楽祭」が開催されており、多くのミュージシャンが参加しています。 7月1日には、「Before the LAST」として、佐藤竹善(SING LIKE TALKING)、ゴスペラーズ、スキマスイッチ、TAKE(Skoop On Somebody)、玉城千春(Kiroro)、宮沢和史が出演します。 宮沢和史は、「中野サンプラザは自分が歌った思い出だけではなく、国内外の音楽家の素晴らしい歌や演奏をたくさん聴いた思い出溢れる場所です。数々のシーンを思い出しながら最後の時を噛み締めたいと思います。」とコメントしています。 そして、7月2日の最終日は山下達郎のワンマンライブが開催されます。山下達郎は「中野サンプラザ」の最後を飾るに相応しいミュージシャンです。ホールツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」の一環としてチケットが販売されており、いつも通り倍率が高いため、私もチケットぴあから申し込みましたが残念ながら外れました。おそらく過去最高の倍率だったと思います。 ここで、気になるのが「中野サンプラザ」を名前にしていた、爆風スランプの「サンプラザ中野くん」です。てっきり「さよなら中野サンプラザ音楽祭」に出演するのかと思っていたら名前がありませんでした。 やはり、名前の関係で「中野サンプラザ」側と揉めていたのかもしれません。「中野サンプラザ」がなくなったら「サンプラザ中野くん」は改名するのか、7月3日以降が注目されます。

シティーポップの経済と地政学

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高校生の頃(1975年)、ラジオでシュガー・ベイブの「DOWN TOWN」を初めて聴いて、そのポップさに衝撃を受けたことがあります。 翌年は荒井由実のプロコル・ハルムのオルガンロックの日本版「翳りゆく部屋」を聴いて、更に衝撃を受けた記憶があります。 フォークソングとは一線を画すこれらの音楽は、後にニューミュージックとかシティーポップと呼ばれ、J-POPへと進化する元となる日本の音楽でした。 1970年代の、はっぴーえんど、シュガー・ベイブ、ティンパンアレイ、キャレメルママ、荒井由実、サディステックミカバンド、ムーンライダーズ辺りが私にとってのシティーポップだと考えます。 ミュージシャンの出身地を見える化するため、Google Mapで地図を作成しました。 細野晴臣は港区、坂本龍一は中野区、高橋幸宏は目黒区、松本隆は港区、鈴木茂は世田谷区、松任谷正隆は杉並区、林立夫は港区、山下達郎は豊島区池袋、大貫妙子は杉並区、佐野元春は千代田区、鈴木慶一は大田区、荒井由実は八王子市という出身地で、ほとんどが東京出身者であり、港区、世田谷区、杉並区といった高級住宅街の出身者が多いことが分かります。 彼らにとっては、山下達郎の池袋、鈴木慶一の大田区(京急穴守稲荷付近)は少し田舎であり、荒井由実の八王子市はとても田舎に感じたかもしれません。佐野元春は年代的に少し早いですが、大瀧詠一一派ということで入れています。 細野さんをはじめ、多くのミュージシャンは経済的にも余裕がり、高学歴のため大学のサークルの活動を通じ、色々な音楽に接し、楽器も購入することができました。当時、ドラムセットはお金持ちでないと買えませんでした。日本のシティーポップは、東京のお坊ちゃんやお嬢さんが始めた、ブルジョアでインテリの西洋的な音楽だったのかもしれません。 当時、お洒落で都会的なシティーポップは一部で評価されましたが、山下達郎が今でも根に持っているように、メッセージ性がない、スカした軟弱な音楽と非難されていました。 1982年、オレたちひょうきん族のエンディング・テーマ「DOWN TOWN」(ダウン・タウン)をEPOが唄って大ヒットし、さらに時が経ち、現在は山下達郎のアナログ盤の再発売、「プラスティック・ラブ」のヒットなどのシティーポップが世界的に再評価されています。 西洋のクラッシックのように、品が良く知的で洗練

パティ・ボイド写真展 ロックミュージシャンのミューズとは

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タワーレコード渋谷店8階の催事場SpaceHACHIKAIで開催されている「パティ・ボイド写真展」に行ってきました。思ったより作品が少なく残念でしたが、ザ・バンドのラストコンサートである「ラストワルツ」のリハーサル写真は、その時の空気感が伝わるような良い写真でした。 パティ・ボイドは、原由子の60-70年代のロックミュージシャンへのオマージュソング「スローハンドに抱かれて」の歌詞にも登場するエリック・クラプトンの元妻として有名な女性です。 彼女は、ジョージ・ハリソンと結婚していましたが、ジョージがエリック・クラプトンと友人だったため、お互いに出会ってしまいジョージと離婚して、クラプトンと再婚します。 ビートルズのホワイトアルバムの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」のギターはエリック・クラプトンが弾いていることで有名ですし、エリック・クラプトンの「いとしのレイラ」は彼女に捧げた曲として有名です。 ミューズ(Muse)は芸術や音楽などを司るギリシア神話の女神のことですが、転じてロックミュージシャンにラブソングを書かせてしまうような女性をミューズと呼ぶことがあります。 他に、有名な例としてデヴィッド・ボウイの最初の妻アンジーに惹かれたミック・ジャガーが作った曲がローリング・ストーンズの「かなしみのアンジー」です。この曲名に関しては諸説ありますが、アンジーもミューズだったのかもしれません。 ラブソングに名曲が多いのは、恋愛が感情を高揚させて、脳内のシナプスが繋がり曲のインスピレーションが湧き出て、すなわちミューズが降りてくるからかもしれません。 今の風潮と逆行するかもしれませんが、恋愛や不倫は 音楽や文学、美術などの芸術にとって重要なエネルギーではないでしょうか。 記事のPlayList 原由子 「 婦人の肖像」 「スローハンドに抱かれて」 Beatles 「WHITE ALBUM」「 While My Guitar Gently Weeps」 Derek and the Dominos 「 Layla and Other Assorted Love Songs」「Layla」 The Rolling Stones 「Goats Head Soup」「Angie」

音声読み上げ「Amazon Polly」で文章の校正

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ブログ記事をchatGPTのWeb-APIを使った自作ソフト「chatGPT編集長」に校正してもらっていますが、意外と「てにをは」のチェックが甘く、読み直すと表現がおかしい箇所があります。 最後は自分で原稿を読み直してチェックするのですが、新たな校正ツールとして、テキストの音声読み上げを使用することにしました。 人間の脳は普段から耳で会話を聞き、内容を判断しているため、契約書などは、自分で文章を読み込むよりも、読み上げてもらうほうが効率的に違和感のある箇所や間違いを探せると言われています。 業務では「音読さん」を使用して、主に動画のナレーション作成に使用しています。無料版では1月5000文字で、私のブログの1記事が平均1200文字程度なので、無料版枠を超えてしまいます。 ネットで調べた結果、AWS(Amazon Web Service)の中に深層学習を使ったテキスト読み上げサービス「Amazon Polly」が1年間は500万文字/月無料です。1年過ぎると100万文字/月で4ドルなので、お試しで使ってみることにしました。おそらく、家で使っているスマートスピーカーAlexaも同じ技術を使っていると思います。 AWSは個人での使用のため、ブログ用のAWSアカウントを作成して、「Amazon Polly」を早速試してみました。使い方はWeb上にテキストエリアに読み上げるテキストをコピーをして「読み上げ」ボタンを押すだけです。「音読さん」よりもイントネーションが劣る気もしますが、目的は文章のチェックなので十分使えます。 Amazonはネットショッピングの会社のイメージがありますが、自社でショッピングサイトを運用するために使用していたサーバーを利用して新たなビジネスモデルを構築しました。それがクラウドコンピュータのサービスAWS(Amazon Web Services)です。AWSはクラウドの基本となるプラットフォームで、「メルカリ」などのSaaS(Software as a Service)の下支えになっている技術です。現在、クラウドのシェアはトップですが、MicrosoftのクラウドAzureに猛追をされています。原因は生成AIに特化したクラウドコンピューターをMicrosoftが提供しているからです。chatGPTもMicrosoft Azure上で動作しています。 生

横浜関内の天ぷら屋「天吉」 原由子ライブDVD発売

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 横浜JR関内駅の山下公園側の近くに「天吉」という老舗の天ぷら屋さんがあります。いつも行列ができるお店ですが、平日のランチ時なら比較的入りやすいです。 お勧めは、天丼のランチセットで江戸前のごま油で揚げた天ぷらに濃い目のタレが美味しくて、たまに食べたくなり食べに行きます。 この「天吉」はサザンオールスターズの原由子の実家としても有名で、サザンファンは行った人も多いのではないでしょうか。 サザン、桑田佳祐、原由子は同年代で共に生きてきた同士として、私の好きなミュージシャンです。また、サザンに関係する茅ヶ崎、鎌倉、横浜は生活をする場所であり、好きな場所でもあります。 サザンのキーボードとして、桑田佳祐の妻としてサザンを支えてきた原由子が、31年ぶりのソロアルバムをリリースしました。アルバムタイトルは「婦人の肖像 」。 アルバムは流行りを取り入れた曲から、エリック・クラプトンらが歌詞に登場する洋楽へのオマージュ、原由子流歌謡曲と色々な曲があり、早速Amazon Musicでダウンロードして聴いています。 3月に鎌倉芸術会館で原由子の2日間のみのソロライブがありましたが、チケットは当然入手できず、桜木町の映画館「横浜ブルク13」のライブビューイングでライブを観ました。 ところが、チケットが席指定出来ず、運悪く一番前の席になり、観ていたら首が痛くなりました。普段、映画は一番うしろで観ますが、一番前では観ないことを強くお勧めします。 10人のバンドメンバーと共に、原由子がキーボードとボーカルを担当するライブでは、斎藤誠(G)や河村“カースケ”智康(Dr)など、サザンや桑田佳祐バンドでも活躍する実力派メンバーたちが演奏し、全員が上手で呼吸も合っているため、安心して聴けます。私のお気に入りは、原由子が歌う大陸的で歌謡曲風の「花咲く旅路」ですが、他にも素晴らしい曲がたくさんあり、桑田佳祐にはない独自の音楽センスを感じます。 ライブビューイングのリベンジを込めて、LIVE Blu-ray スペシャルライブ2023「婦人の肖像 (Portrait of a Lady)」at 鎌倉芸術館をAmazonで予約購入し、届きました。 ネタバレになってしまいますが、ライブの最後には桑田佳祐が登場し、橋幸夫・吉永小百合の昭和歌謡の名曲「いつでも夢を」を夫婦でデュエット。懐かしさと楽曲の良さを再び感じ

WWDC2023開催 MRヘッドセット「Apple Vision Pro」登場

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 6月5日(日本時間6月6日)にアップルの開発者向け会議WWDC2023(Worldwide Developers Conference 2023)が開催されました。 毎年新製品の発表があるアップルのWWDCですが、今回注目されていたのはMRヘッドセットでした。MR(Mixed Reality)とは、仮想現実VR(Virtual Reality)と拡張現実AR(Augmented Reality)を組み合わせた複合現実のことを指します。 そして、今回のイベントでついにMRヘッドセット「Apple Vision Pro」が発表されました。ビデオを観る限り、メタのVRヘッドマウントディスプレイ「Meta Quest Pro」、つまりメタバースのヘッドセットとは一線を画する製品です。 メタのVRヘッドセットでは、装着すると仮想空間VRの中に没入するため、装着中の長時間使用は非常に疲れます。また、現実の世界が見えないため、事件や事故災害の発生などの安全上の問題も懸念されます。 一方、アップルの「Apple Vision Pro」は、仮想と現実を組み合わせて、通常の景色の中に仮想的なオブジェクトを出現させるため、装着していても疲れることはありません。 最新鋭のLED、マイクロLEDが、4K相当の解像度のディスプレイに左右の目にそれぞれ2つ搭載されており、両眼の視神経の解像度を超えるため、本物のように見えます。 しかし、価格が3499ドルと日本円で50万近くするため、新型のMacなど他の新製品を発表したにも関わらず、株価は184ドルから178ドルまで下落してしまいました。 iPhoneにしても、Apple Watchにしても、発表された時点ではネガティブな評価もありましたが、アップルは、他のテック企業よりも地道にコストダウンやソフトウェアのブラッシュアップを誠実に行う会社です。今後、「Apple Vision Pro」が「Apple Watch」のようにブレイクするか、「Apple TV」のようにブレイクしないかはわかりませんが、新しい驚きを私たちに与えてくれたのは確かです。新製品はワクワクします。

Sonos(ソノス) スマートスピーカーの独立と連携

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音楽や映画が好きな私にとって、部屋のスピーカーは重要なデバイスです。以前はBOSEの5.1chスピーカーを使っていました。AVアンプを購入してシアターシステムを構築していましたが、リアスピーカーにケーブルを引き回す必要があり、段々と面倒になり、引っ越しの時に手放しました。 その後、iPhoneを音楽プレーヤーにして、Bluetoothスピーカーを接続して音楽を聴くようになり、CDプレイヤーやAVアンプも手放しました。コンピュータシステム同様に、オーディオも従来のアンプを中心とした中央集権型(centralization)から、非中央集権型(decentralization)へ移行していきます。 大型TVを購入した時に、サウンドバー「Sonos Beam (Gen 2)」を購入しました。 Sonosは西海岸サンタバーバラに拠点を置くアメリカの新興スピーカーメーカーです。ライゾマティクス真鍋大度も注目するスピーカーのAppleと言われるほど、スピーカーを「再発明」したメーカーです。 ウエストコースト特有の、シャープでカラッとした乾いた音が印象的です。設計思想が素晴らしく、全てのスピーカーはCPUを搭載したスマートスピーカーとして動作します。スピーカーケーブルは不要で、HDMIとワイヤレス(WiFi、Bluetooth)で動作します。Appleフレンドリーに設計されていて、AirPlayに対応し、スピーカーの制御はiPhoneのアプリで行います。 サウンドバーを購入してから、暫く立った時に、今まで使っていたJBLのBluetooth防水スピーカーが故障しました。JBLの防水スピーカーは屋外で使用することができ、ベランダで本を読みながら、お風呂に入りながら音楽を聴くことが出来ます。 代わりに「Sonos Roam」を購入しました。Amazon Alexaスピーカーのソフトを内蔵しているため、普段はリビングに置いてAlexaスピーカーとして使用できます。そのため、今まで使っていた「Amazon Echo」をメルカリで売りました。 更に、テレワーク中に良い音質で音楽を聴きたいと思い、「Sonos One SL」を2台購入しました。2台をステレオペアリングすることで、iPhoneが高級音楽プレイヤーに生まれ変わります。普段は仕事場のスピーカーとして使用しますが、リビングで映画を観

JAZZ BAR セレンゲティの話 back to 1982#2

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今回も1982年の大阪の話の第二話です。入社早々、大阪出向になった私と同期は半分観光気分で、休日は京都、神戸、奈良と遊びに行っていました。関西と言っても各エリアで言葉や文化も人の気質も異なりますし、大阪、神戸の中でも北と南ではだいぶ違います。阪神電鉄、JR、阪急電鉄と3線が平行に走っているエリアも北ほど上品と言われています。 私が住んでいた守口市は、大阪では鬼門に当たる場所ですが、庶民的な町で当時、文化住宅と呼ばれるアパートが立ち並んでいました。そんな守口でよく通ったのが守口市竜田通にあったJAZZ BAR「セレンゲティ」です。残念ながらネットにも当時の面影を示す写真は残っていませんが、小ぶりでカウンター席があって居心地の良い店でした。 「セレンゲティ」はアフリカのタンザニアにある国立公園の名前で、サックスプレイヤーの渡邊さんとイラストレーターの奥さん、そして渡邊さんのお母さんの3人で切り盛りしていました。お客さんはミュージシャン、アート系の人が多く、色々な人と出会い、色々なことを学びました。時折JAZZのライブもあり、良い居場所でした。 最近はサード・プレイスという言葉をよく聞きますが、サード・プレイスとは自宅や職場とは別の、自分にとって居心地の良い第三の場所、創造的な交流が生まれる場所のことです。「セレンゲティ」は私にとってのサード・プレイスでした。私が東京に戻るときは送別会をして頂き、イラストレーターの奥さんの色紙も頂きました。残念ながらその後、出張の度に店に行っていましたが、いつしかお店はなくなっていました。 最近、「セレンゲティ」によく行っていた私の同期から連絡があり、「セレンゲティ」は名前を変えて大阪・天満のライブハウス「フラット・フラミンゴ」として今も営業していることが分かりました。HPを見たらマスターの写真があり、元気そうで安心しました。 大阪に行くときは、私の最初の「サード・プレイス」であった「フラット・フラミンゴ」に行き、40年ぶりにマスターと奥さんに会いたいと思います。人とのご縁はPriceless。 フラットフラミンゴ店情報 〒530-0041 大阪市北区天神橋4-10-22 千寿ビル3階東 TEL 80-3866-7797(電話不可・ショートメールのみ)

梅田地下街の迷宮とフランスベッド back to 1982#1

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今回は大阪の昔話の第一話です。1982年に松下電送に入社した私は、新人研修後に大阪への出向を命じられました。出向先は、守口の松下電器産業(現:パナソニック)の中央研究所でした。ミッションは、当時、研究所で開発されていた光ディスク(今のDVDを大きくしたもの)を使用し、電子ファイルと呼ばれるシステムを商品化することでした。 大阪には1年ほど住んでいましたが、当時は関西は関東に比べて別の国のように感じました。 江戸時代から自主独立した商人の街として栄えた関西の方は、合理的で自由でカオスです。電車に乗る時には並ぶ必要がなく、確実に歩くのが速く、コンコースでも暗黙の人流がなく、各人が思い思いの方向に歩きます。 大阪の中心街の梅田には、巨大な地下街があり、JR大阪駅からの人流と阪急からの人流と東梅田駅からの人流が合流する場所があります。その人流はまるで人間のブラウン運動のようなカオス感があり、関東から来た私はカルチャーショックを受けました。 梅田の地下街はクモの巣のように次々とつながり、温泉旅館の増築のように広がっています。「梅田地下帝国」とも呼ばれ、世界レベルの規模を誇ります。今はだいぶ整備されていますが、1982年当時は照明も暗く、迷路のように路地が入り組んでいました。 ある日、飲みに行った帰りに阪神電鉄方面の地下街に迷い込んでしまいました。そこには袋小路が存在して、フランスベッドとおぼしき立派なベッドが置かれていました。幸いなことに、その時はこの地下の住人は不在でしたが、ここに住んでいる模様です。 1982年、梅田の地下街にはフランスベッドとそのベッドに寝泊まりする住所不定の方が暮らしていました。大阪は不思議で魅力的な街です。 ※イメージはBing Image Center(OpenAI:DALL:E)で自動生成(プロンプト:大阪地下街の何もない袋小路にフランス製ベットが置かれている様子)

モバイルの歴史 絵具チューブとウォークマンそしてiPhone

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最近、携帯電話やスマートフォンをモバイル端末、略してモバイルと呼称するようになりました。モバイルは英語でmobile(発音は「モボ」に近い)で、ラテン語のmobilis(動かせる)から派生しています。つまりmoveo(動かす)+-bilis(~できる)が語源で、「動かせること」を意味します。 1928年、ヨーロッパの絵画の世界でイノベーションが起きます。金属製絵具チューブの発明です。 従来、絵画は絵具が乾いてしまうために、アトリエで作成されていました。絵具チューブの発明により、絵画を戸外でも制作出来るようになります。 画家たちにとっては、戸外で絵を描くことは新たな驚きと発見があり、アトリエにはなかった自然光の元で風景が描けるようになります。絵具チューブの発明が印象派の誕生につながる一つの要因とされています。モバイルが絵画に影響を与えることなりました。  1979年、私が学生の頃にソニーから、画期的な商品「ウォークマン」が発売されました。「ウォークマン」は音楽を「聴く」から「持ち歩く」へをコンセプトに開発されたポータブルカセットプレイヤーです。当時3万3000円とかなり高額だったため、ウォークマンを先輩にお借りして原付きバイクに乗りながら音楽を聴いたことがありました。音楽を聴きながら街の風景が変わっていく様は、今でも新鮮に覚えているほどのインパクトがありました。音楽のモバイルの始まりです。 2001年、私が社会人の頃にAppleから、画期的なハードディスクのモバイル音楽プレイヤー「iPod」が発売されます。 私は第3世代iPodの10GBを購入しました。価格は初代「ウォークマン」とほぼ同様の3万6800円でした。私が持っている全ての曲がデジタル化され、iPodに入り、いつでも好きな曲を聴くことができるのは、本当に感動的でした。その後、iPodは進化を遂げて、ハードディスクからフラッシュメモリーに変化し、更に薄く軽くなりました。 2007年、最も重要な変化が起こります。日本ではガラパゴス携帯電話が最盛期の時代にAppleのiPhoneが誕生します。インターネットに繋がることにより音楽はクラウドまで拡張されました。iPhoneは携帯電話の進化系ではなく、iPod(モバイル音楽プレイヤー)の進化系であり、Mac(コンピューター)の進化系です。 さらにこの時点で、Appleは

ゴールドラッシュとシャベル NVIDIAの躍進 

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新しく発見された金の土地に一攫千金を狙う採掘者が殺到することをゴールドラッシュ(Gold Rush)と言います。1848年ごろにアメリカ合衆国カリフォルニア州で起きたゴールドラッシュは、西部劇などでも有名です。 個人的には、矢沢永吉が口から黄金のような光を吐き出すアルバム「ゴールドラッシュ」のジャケットを思い浮かべてしまいます。 一方、ゴールドラッシュは投機的なものに人気が殺到するたとえでもあります。今、chatGPTを始めとする生成AIのブームはAIゴールドラッシュとも言われいます。 新しい金を求めて、マイクロソフトを始めとするテック企業、活用を模索する一般企業・政府、アプリケーションを開発するスタートアップ企業、AI評論家、コンサルティングなど多数の人々が、生成AIに集結しています。 そんな生成AIを下支えする企業が、生成AIに親和性の高い半導体を製造するNVIDIAです。NVIDIAはアメリカのシリコンバレーにある半導体メーカーであり、元々はゲーマーの間で「グラボ」と呼ばれるゲーム用の3Dグラフィックスボードを専用に製造していました。ゲームではリアルな画像描画のために、座標位置などの計算をベクター単位で高速に行う必要があります。そのため、グラフィックに特化した専用の半導体がGPUでした。 NVIDIAは2016年以降の深層学習(ディープラーニング)ブームで転機を迎えました。AIの深層学習に使用するテンソル計算にGPUが向いていることが分かり、GPUは次第に深層学習の学習データ作成用のPCに採用されていくようになります。2023年のCOMPUTEXでのNVIDIAのCEOのKeynoteによると、同社は現在、サーバー分野のAIにシフトしようとしています。 最近、NVIDIAの決算がアナリストの予想よりも良かったため、株価は急騰し、時価総額は一時期1兆ドルを超えました。半導体メーカーでは初めてのことです。アップル、マイクロソフトと並ぶ新しい巨大テック企業の誕生です。2021年に一度、株価が上昇したのは、業界では有名なCPUの会社ARMをNVIDIAが買収しようとしたからです。独占禁止法に抵触するおそれがあったため株価は一時下落しましたが、生成AIのゴールドラッシュにより株価が急騰しました。 カリフォルニアのゴールドラッシュでは金を見るける人とそうでない人で明暗が別

AIの悲劇

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最近、chatGPTを始めとする生成AIのブームにより、ネットニュースやTV・新聞でAIの文字が氾濫しています。中には人工AIという言葉もありますがAI(Artificial Intelligence)は人工知能の略ですから、人工AIは人工人工知能となってしまいます。 コンピューターの世界のAI(エーアイ)という用語は1956年のコンピュータ学者である教授ジョン・マッカーシーがワークショップで「Artificial Intelligence」を使い始めたことに由来します。 そんなAIブームの中で一番迷惑をしているのが、ミュージシャンのAI(アイ)さんではないでしょうか。 AI(アイ)の「アルデバラン」は朝ドラの「カムカムエヴリバディ」の主題歌にもなった名曲です。作詞・作曲は森山直太朗で後半のゴスペルの展開が感動的な展開です。 AI(アイ)こと植村愛カリーナさんは日系アメリカ人のシンガーソングライターでアメリカ合衆国生まれ、鹿児島県育ちました。彼女の楽曲「Story」がAppleのiTunesのスタート記念で無料配信された頃から聴いています。 最初に、私が名前の紛らわしさに気づいたのが、数年前の紅白歌合戦の企画「AI美空ひばり」でした。様々な過去のデータから歌手の美空ひばりを再現させるプロジェクトでしたが、不気味だったことと、AI(アイ)と美空ひばりの共演かと勘違いした人も多かったためあまり評判は良くなかった。 本来であれば、レコード会社の企画会議で「AI同一語問題」を議論すべきたっだのでは無いでしょうか。まさかここまでのAI(エーアイ)ブームが来るとは思わなかったと思いますが、当面はAI(アイ)の悲劇は続きます。 私がレコード会社の企画部ならばAI(アイ)のAI(エーアイ)という曲の企画を出すと思いますが、皆さんいかがでしょうか? 

映画「オッペンハイマー」 3人の学者の生き方

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 クリストファー・ノーランは好きな監督の一人です。彼の新作映画「オッペンハイマー」(Oppenheimer)が2023年7月21日に日本で公開されます。 「オッペンハイマー」は、ドイツの原子爆弾開発に対抗してアメリカが始めた原子爆弾開発プロジェクト「マンハッタン・プロジェクト」のリーダーである物理学者オッペンハイマーを描いたノンフィクション映画です。クリストファー・ノーラン監督は、SFアクション映画が得意ですが、今回は「ダンケルク」と同様の戦争歴史モノに挑戦します。 私の一番好きな作品は「インセプション」です。この2010年のSFアクション映画には、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン、マリオン・コティヤールらが出演しました。物語は、さまざまな夢の世界に入り込んで情報を盗むプロの盗賊たちの話です。話は夢が多重構造になっているために複雑ですが、夢の中の映像がスタイリッシュで美しく、最後まで楽しませてもらえました。また、メンバーを集めていくシーンはスパイ映画のオマージュでもありますし、あるミッションを遂行するプロジェクトの話でもあります。 製品開発やソフト開発では、規模に応じて開発部門、テスト部門、マニュアル部門などから人材を集めて〇〇プロジェクトという名前のプロジェクトを立ち上げます。このプロジェクトを統括するのがPL、すなわちプロジェクト・リーダーです。 最新作は、PL「オッペンハイマー」がマンハッタン・プロジェクトというミッションを遂行していく苦悩と、現在、リアルな世界危機として捉えられている、核の問題にどう向き合ったのかが描かれると思います。3名の学者が、映画でどう描かれるのかのが楽しみです。1人目はオッペンハイマー自身です。 2人目はアインシュタインです。アインシュタインが原爆を作るようにルーズベルト大統領に手紙を出したことが、核兵器製造の発端だったとの定説がありますが、実際はどうだったのか興味があります。 なぜなら、アインシュタインの方程式「E=MC ²」 は質量が欠ける時に巨大なエネルギーに変換されるという、原子爆弾の根本的なの理論だからです。 3人目は、コンピューターの父フォン・ノイマンです。現在、私たちの使用しているスマートフォン(コンピューター)はノイマン型と呼ばれるプログラム実行形式のコンピューターで動作しています。コンピューターは

J-POPのフォーマットをはみ出す3人 常田大希、椎名林檎、宇多田ヒカル 

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 日曜日の夜に、テレビ朝日の「関ジャム完全燃SHOW」という音楽番組をよく観ます。この番組は、音楽業界の人も観ているマニアックな音楽番組で、毎週取り上げられるテーマが多彩なので、音楽に対して新しい発見があります。 ネットニュースでは、自分の好みが反映されるためYMO関連、山下達郎、ユーミン、サザンとどちらかと言えば高齢者の好みのミュージシャンに情報が偏るため、「関ジャム完全燃SHOW」は新しい情報源でもあります。 今回のテーマは「謎多きアーティスト“常田大希”の知られざる素顔とは!?」とKing Gnuのメンバーでもある東京芸大音楽部中退の「常田大希」の特集でした。この番組は面白かった。 ニューミュージック、シティーミュージックを経てざっくりと日本のポップミュージックをJ-POPと呼びます。なんとなくこのフォーマットは決まっていて、このフォーマットの中で心地よく音楽を聴いている気がします。 このフォーマットを軽々と超えてくれるのが、「常田大希」「椎名林檎」「宇多田ヒカル」の3名です。冒頭の常田大希と椎名林檎の共作「millennium parade × 椎名林檎 - W●RK」のMVは圧巻です。 アニメ『地獄楽』オープニングテーマ とのことですが、サイバーパンク、大友 克洋の「AKIRA」、岩井俊二「スワロウテイル」、マッドマックス、ブレイドランナー、タランティーノ「キル・ビル」、ルパン三世など様々な世界観が一つのクールな物語を構築していて、私にとってはとても新しい衝撃を受けました。 椎名林檎と宇多田ヒカル の共演MV 二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎、MVの監督は売れっ子監督の児玉裕一です。この曲は宇多田ヒカルのターニング・ポイントとなるアルバム「Fantome」の中の一曲です。 現在、彼女が日本の新しいミュージックシーンでトップにいることは間違いありません。 宇多田ヒカル最新作「BADモード」では楽曲のプロデューサーとしてイギリスのレーベル・PC Musicの設立者で、チャーリー・XCXらとの作品でも知られる音楽プロデューサーとしてA.G.クックが参加しています。 アルバムの中のTBS系金曜ドラマ「最愛」の主題歌「君に夢中」は日本では無いクラブ・ライクなビートを主軸にしながらも、実にエレガントかつ野性味のあるシンセが印象的な、エレクトロニック・

日本人はなぜ英語が苦手なのか カタカナ表記とSEO

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 先日、とある飲み会でスイスのジュネーブで開催された展示会「Telecom2003」のメンバーが3人いたため、当時の苦労話で盛り上がりました。 当時の写真が残っているので掲載します。やはり一番苦労したのは英語です。現地の大学生が説明員をやってくれますが、彼らに英語で説明しなくてはなりません。 スイスでは英語、フランス語、ドイツ語のトリプルリンガルが当たり前なので、なぜ英語が話せないのか不思議がられました。 日本人が英語の苦手な理由は、日本が単民族国家のため、まず話す必要がないからです。海外赴任や仕事で必要な場合以外は話しません。さらに理由の一つにカタカナ表記があると思います。 この風景はGeneve市街ですがGeneveは「ジュネーブ」とカタカナ表記されますが実際は「ジニーバ」と発音します。 Appleはカタカナで「アップル」ですが発音は「アポー」に近いと思います。Waterはカタカナで「ウォーター」ですがこの発音では絶対に伝わりません。発音は「ワラー」に近い。日本人は外来語を表記するためにカタカナを活用しましたが、大抵の国ではこのような書き換えができないため、WaterはWaterと表記します。このほうが外国語として認識できますが、カタカナだと日本語に同化されてしまいます。このため実際の発音とのギャップがあるために、相手に通じなくて話せなくなるのではないでしょうか。 私のブログでも、なるべく英語表記のほうがいいと思っていました。特に人名や企業名は英語表記にしていました。 現在、カナ漢字変換ソフトはGoogleを使用していますがGoogleカナ漢変換がいいとことはピーターと打つと候補に「Peter」を挙げてくれます。特にプログラムを書く場合は、変数名や関数名を英語表記するので便利です。 ところが、最近「chatGPT編集長」にブログのSEO(検索ランキングを上げる技)を意識した校正をお願いしたところ、英語表記をカタカナ表記しなさいと提案されました。確かに、日本人は英語で検索しないので、キーワードで考えるとカタカナ表記のほうが有利です。 さすが、OpenAI「chatGPT編集長」のSEO対策の指摘は的確です。現在、chatGPTのベースとなっている深層学習のLLM(大規模言語モデル)は、自然言語を扱うため言語の翻訳が非常に得意です。更にOpenAIはWhisperと

マイクトソフト VS グーグル Webの覇権争い

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先ごろ、 マイクロソフトの「Microsoft Build 2023」と言うテクニカルイベントが開催されました。マイクロソフトはOpenAIと連携し、自社製品のブラウザーEdge、Officeシリーズに積極的に生成AIを活用しようとしています。 ワードでNDA(機密保持契約書)のチェックをCopilotがしてくれます。Copilotとはマイクロソフトの生成AIのプラグインで、副操縦士という意味があります。 携帯事業で遅れをとったCEOスティーブ・バルマー氏が辞めて、サティア・ナデラ氏になってからは、マイクロソフトはクラウドにかじを切り業績も向上してきました。 私達がWebで使用する検索は、検索エンジンと呼ばれる検索のソフトが使用されています。検索エンジンは大きく2種類あります。一つはグーグルの検索エンジン、もう一つがマイクロソフト製検索エンジンBingです。ヤフーサイトで使用する検索はグーグルの検索エンジンを使用しています。今までは検索エンジンとブラウザー(Chrome)のシェアは圧倒的にグーグルの勝利でした。2022年6月時点でグーグルの検索エンジンの世界シェアは約92%です。検索エンジンはWebの世界から情報を集め支配するための重要なソフトです。支配が必要な理由はWebの広告を支配できるからです。アルファベット(グーグルの親会社)の収益は広告収入が81%を占めています。つまり、グーグルの本業は、テック企業というよりも、電通と同様の広告会社です。 chatGPTの出現により、私達は「ググらなく」くても必要な情報に最短でたどり着くことが出来ます。このグラフは最近の検索エンジンの利用ユーザーの遷移です。ビルドインされたchatGPTを持つBing検索の使用頻度が増加傾向にあることがわかります。 しかし、検索エンジンのシェアの減少は、広告収入に頼っていたグーグルのビジネスモデルにとって脅威となっています。 テック企業の栄枯盛衰はダイナミックであり、2023年以降は「GAFAM」に変わって「MATANA」の時代が到来すると予想されています。「MATANA」はMicrosoft、Amazon、TESLA,Alphabet(Google),NVIDIA,Appleです。最初にFacebook(Meta社)が脱落すると予想されています。 ビジネスパーソンにとっては、Window

クラウドファンディングApple Watchのバッテリー充電器の顛末

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 数年前からApple Watchを使用しています。本体自体については後日詳しく記事にする予定ですが、今回はApple Watchの充電問題について触れたいと思います。 Apple Watchは生活が変わるほど素晴らしい製品です。Suicaが入っている点がとても便利で、左手に時計をしているため、変な体勢で改札口をタッチしないといけませんが、つどiPhoneをタッチするより楽です。また、出張時には新幹線にも対応しており、ストレスなく移動ができます。しかし、バッテリー切れが怖いという問題があります。宿泊出張の時、Apple Watchの充電器を忘れてホテルで気づき、帰りの新幹線のことを考えてバッテリーを温存するためにApple Watchの電源を切ったことがありました。 また、ジムで泳いでいるときにもApple Watchを使用しています。防水仕様なので、スイミングワークアウトを設定して泳ぐことができます。さらに、モーションセンサーが平泳ぎやクロールを判定し、距離やラップタイムを計測してくれます。ただし、バッテリーの持ちが悪く、10%を切る場合があるため充電が必要になる場合があります。(Apple Watchのジムでの着用は、必ず事前確認をすることをお勧めします。) そこで、Apple Watchの充電器がついた小型のモバイルバッテリーを探していたところ、「Makuake」というクラウドファンディングサイトで、Apple Watch充電のベストパートナーである「SMARTCOBY DUAL」という製品を見つけ、2ヶ月前に申し込みました。納期は5月末になる予定です。開発しているのは「株式会社CIO」という大阪守口市のスタートアップ企業でした。守口市と言えばパナかサンヨーの関係者が起業したかもしれません。 そろそろ来る時期となり、楽しみにしていたら数日前の届いたメールのタイトルが「【重要】開発進捗のご報告」でした。嫌なタイトルですが予想通り、やはり開発遅延のお知らせです。提供時期未定になってます。今から再設計したら、量産までは普通半年はかかるでしょう。大阪のスタートアップ企業を応援したい気持ちはありましたが、このまま続けるの難しいと判断して返金を申し込みました。その後、Amazonで似たようなものを探し、注文したら翌日届きました。 「Portable Power Bank

「chatGPT編集長」活躍中 SEOへ挑戦

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 今回は「chatGPT編集長」の活躍の話と、「chatGPT編集長」にSEO(Search Engine Optimization:検索順位を上げる技)対策をお願いする話です。 まずは「chatGPT編集長」の前回のブログの評価です。AIからでも褒められると嬉しいです。 「このブログは、音楽業界の変化やビジネスモデルの転換についてわかりやすく説明しており、音楽とテックの関係性について興味深く読めました。また、2冊の本を紹介することで、音楽業界における成功事例や、これからの可能性について考えさせられます。文章の構成も明確で、読みやすくまとまっていました。全体的に、非常に良い文章だと思います。」 「chatGPT編集長」とは、今話題のchatGPTのWeb-APIを使って、私のブログ記事の校正と評価をしてくれる、私の作ったGAS(Google App Script)のプログラムのことです。やってみて色々わかったことがあります。 chatGPTはプロンプトと呼ばれる命令を解析して、答えを返してくれます。chatGPT3.5では、この命令が判定できるトークンとよばれる長さが最大2048です。つまり、あまり長い命令は回答の精度が落ちます。日本語の場合は1文字が1トークン以下と言われています。いろいろ実験してみて、最適な校正をしてくれるのは700文字程度とわかりました。 私のブログは大体1100文字前後に収まるようにしています。500文字以下だとGoogle検索エンジンの対象になりにくいのと、1500文字以上は長すぎて人が読まないためです。プログラムを工夫して700文字前後のセンテンスにして分割して校正して貰っています。しかし評価に関しては、1200文字でも問題なく評価してくれます。 企業では、自社のHPのアクセス数を増やすためにWeb担当者がSEO対策に取り組んでいます。現在、私もブログの読者を増やすためにGoogleやBing検索からのブログへの流入を増やすこと試し始めました。「Google Search Console」「Microsoft Webmaster Tool」と呼ばれる流入を計測するツールがGoogl、Microsoftから提供されています。 「Google Search Console」のスクショを掲載します。残念ながらGoogle検索からの流入は現在1で

ミュージシャンのサバイバル戦略 ATOMからBITそしてLIVEさらにNEXTへ

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 今回のテーマは音楽とテックとの関係についてです。ここでは2冊の本を紹介します。 最初に紹介するのは、「ワイアード」US版編集長でもあったChris Anderson氏の著書「フリー」です。 この本では、物理的なものを表す「ATOM」と、コンピューターのデータを表す「BIT」という言葉が出てきます。ATOMは重く、移動には運送費がかかりますが、BITはデータなので重さがなく、インターネットを使用することでほぼ無料で移動できます。 音楽のデジタル化や圧縮技術の発展、インターネットの普及により、1990年代後半から音楽業界は従来のレコードやCDのATOMから音楽配信によるBITの世界に突入しました。しかし、この時期には違法なダウンロードが横行し、海賊版の無法地帯に突入してしまいました。 このカオスの世界を救ったのが、AppleのSteve Jobs氏です。彼は、海賊版よりもサステナブルな方法で音楽を購入できるプラットフォームiTunes Music Storeを構築しました。そして、現在では音楽は、CDやレコードのATOMから「Spotify」「Apple Music」「Amazon Music」のサブスク(Subscription:定額制)BITへと移行しました。 一方、「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」という本はDavid Meerman Scott共著のものです。グレイトフル・デッドはアメリカのロックバンドで、レコードよりもライブツアーを中心に活動し、動画や録音もOKのゆるいライブで、Tシャツなどの物販を行っていました。1990年代には、コンサートツアーで2億8500万ドルの収益を上げました。 山下達郎はラジオで、「昔はレコードを発表して、レコードを売るためにツアーを組んでLIVEをしていたけど、今は逆でツアーLIVEして、会場でレコード、CDを買ってもらうことが多くなった。」と発言しています。今のミュージシャンは、LIVEを中心に収益を確保するビジネスモデルへ戦略を変更しています。 人々は、モノ(ATOM)データ(BIT)から、コト(LIVE、体験、エクスペリアンス)へお金を使うように変化しています。しかしLIVEには課題もあります。LIVEは物理的に入場者数が制限されるため、チケットの入手が困難になり転売問題を引き起こすことがあります。 テックはこ

ワインとiPhoenアプリ「Vivino」の話

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私は山梨大学の学生でしたが、地方の国立大学には地場産業に即した学科があります。山梨はワインが地場産業で、当時は醸造学科があるほどワイン醸造が盛んな地域でした。地域には個性的なワイナリーがあり、その時からワインを飲むようになりました。 大学当時から「サドヤ」というワインを一升瓶で売っているワイナリーがありましたが、松任谷由実ことユーミンが「サドヤ」のワインは美味しいとラジオで発言してからブレイクし、今では結婚式場を備えた有名ワイナリーに成長を遂げました。 最近は、週に3日ぐらいは休肝日にしていますが、食事にはビールとワインは欠かせません。ワインはAmazonのセール時期のまとめ買いするか、欲しいワインはリアル店舗「 世界のワイン 葡萄屋 横浜関内店」で購入しています。 Amazonのセールだと一本あたり550円程度ですが掘り出しものがあるのも一興です。 お勧めのiPhone無料ワイン評価アプリが「Vivino」です。購入したワインのラベルを写真に撮ると、産地から特徴や評価(5段階レイティング)、標準価格まで表示されます。私のワインの購入データを吸い上げて、お勧めのワインをリコメンドし、購入まで持っていくのがこのアプリの目的ですが、自分の飲んだワインの履歴が残るので、再度購入したい時に便利です。 OKストアで購入した最高の掘り出し物は、フランスのシャブリ・プルミエ・クリュ2019です。シャブリはやはり外せませんね。お寿司とも相性がよいです。 Amazonのセール500円相当で購入した掘り出し物のロゼ、イタリアプロセッコ産のスパークリングワインです。 普段からドンペリは飲みませんが、スパークリングワインはどんな食事とも相性がよいです。 Amazonのセール500円相当で購入した掘り出し物の2020年オーストリア産の赤ワイン。オーストラリア産も意外と行けます。やはり肉には赤ワインです。 アプリの欠点は、飲む前に評価してしまうと先入観で飲んでしまうことです。評価が低いとやはりがっかりするけど、意外と美味しい。このアプリの評価はあくまでも全世界の人の統計上の数値ですから必ずしも正しいとは限りません。 大企業の作るワインもありますが、基本的にワイナリー毎にこだわりや特徴のある個性的なワインが好きです。CoffeeやWineの嗜好品は、生活を豊かにしてくれる大切な文化です。

私の愛したTシャツたち

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 最近、暑くなりTシャツの季節となりました。テレワークの良いところはWeb会議以外はTシャツで仕事ができることです。 Tシャツと言えば村上春樹が「村上T 僕の愛したTシャツたち」というエッセイを出していますので、今回は私なりの市販では入手できない珍しいTシャツを紹介したいと思います。 最初はワシントンDCのTシャツ。鎌倉の長谷の古着屋で購入したビンテージTシャツです。いかにもアメリカの60-70年代のTシャツで気に入って着ています。 「Champion」製のリユースの限定Tシャツ。偶然、恵比寿の環状5号線沿いのギャラリーに立ち寄った時に見つけて購入しました。「G.N50」のフォントが美しい、珍しいTシャツです。Tシャツって安いので衝動買いが出来るところが良いところです。 空母ロナルド・レーガンのTシャツ。年に一回開催される横須賀の米海軍基地の「ヨコスカフレンドシップデー」で購入したTシャツです。コロナ禍でしばらく行っていませんが、米海軍横須賀基地を開放してくれる「ヨコスカフレンドシップデー」はアメリカに旅行した気分になれる楽しいイベントです。今年は行きたいです。 御茶ノ水で開催されたSORACOMのテクニカルイベント「if-up2017」で頂いたTシャツ。SORACOMとは、AWSのエバンジェリストとして有名な玉川憲氏が起業したIoT専用SIMのスタートアップ企業です。2017年KDDIの傘下に入りました。その時の貴重なTシャツ、「if-up」とはLinuxのネットワーク・インターフェースを有効にするコマンドで、これからスタートしますという意味のイベントでした。 Mercury InteractiveのTestWareの宣伝用Tシャツ、2003年スイスのジュネーブで開催された「TELECOM2003」にパナソニックとして製品を出展した時に、会場で入手したTシャツです。海外の展示会ではTシャツがノベルティとして一般的ですが、このTシャツは「 Fruit of the Loom」製で作りがしっかりしているので、今でも着ています。 最後に風雲たけし城の記念Tシャツ。1980年代会社に入社して数年立った頃、当時、TBSで人気のあった番組「風雲たけし城」に会社のメンバーと参加した時に記念に頂いたTシャツです。かなり雑な作りで既に着ることはできませんが記念に保管しています。 T

Before After Rock Musician 歳を取ることはカッコイイ

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 先週、親戚が集まった時に若い頃の写真があって、「それぞれ若い時代があったね」と話題になりました。今回は著作権、肖像権はグレーゾーンですが私の好きなロックミュージシャンの若い頃と今を比較してみます。 最初は、Brian Enoです。彼は若いときはRoxyMusicなるイギリスのおしゃれなグラム・ロックグループの一員でした。全員奇抜なファッションと斬新な音楽で話題になりました。その後、ソロアルバムを経てアンビエントミュージック(環境音楽)の創始者として現在も活躍中です。去年は京都で大規模なインスタレーションを行い、話題となりました。見に行った人も多かったと思います。若い頃も怪しい風貌で髪の毛が気になりだした頃でしたが、今は精悍で若々しい。 次はDavid Bowieです。彼は若い頃はロンドンのグラム・ロックの影響で奇抜な格好をしていました。Ziggy Stardust時代の写真です。この時代の衣装は山本寛斎です。Afterはガンで亡くなる前の写真です。彼は男性から見てもカッコイイ男性で、歳をとっても若々しいかったのに残念ながら69歳の若さで亡くなりました。 3人目はPeter Gabriel です。昔はプログレ(Progressive Rock:先進的なロック)のGenesisのリードボーカルとして活躍していました。ライブでの奇妙な衣装が話題となりましたが、皮肉にも彼が脱退してからのPhil Collinsを中心としたGenesisは、大ヒットを連発し有名なバンドになりました。彼のソロアルバムは非常に良くて、最新アルバムI/Oリリースと現役で活躍中です。しかし若い頃が怪しすぎます。 最後はPatti Smithです。昔はニューヨークパンクの女王としてデビューしました。Bruce Springsteenとの共作、「Because The Night」は名作です。最新作「The Perfect Vision Reworkings」はほとんど環境音楽と言っていいほど作風が変わりました。1曲目の「 Peradam」は Brian Enoがリミックスしています。 それでも人は年を取り、経験と知性を積み重ねてそれが顔に出てくる。ネットで検索してそれぞれのMusicianの今昔を作ってみましたが、中にはこれは出せないっていうのもありました。生き方が顔をつくるのでしょう。カッコよく歳