Before After Rock Musician 歳を取ることはカッコイイ

 先週、親戚が集まった時に若い頃の写真があって、「それぞれ若い時代があったね」と話題になりました。今回は著作権、肖像権はグレーゾーンですが私の好きなロックミュージシャンの若い頃と今を比較してみます。

最初は、Brian Enoです。彼は若いときはRoxyMusicなるイギリスのおしゃれなグラム・ロックグループの一員でした。全員奇抜なファッションと斬新な音楽で話題になりました。その後、ソロアルバムを経てアンビエントミュージック(環境音楽)の創始者として現在も活躍中です。去年は京都で大規模なインスタレーションを行い、話題となりました。見に行った人も多かったと思います。若い頃も怪しい風貌で髪の毛が気になりだした頃でしたが、今は精悍で若々しい。

次はDavid Bowieです。彼は若い頃はロンドンのグラム・ロックの影響で奇抜な格好をしていました。Ziggy Stardust時代の写真です。この時代の衣装は山本寛斎です。Afterはガンで亡くなる前の写真です。彼は男性から見てもカッコイイ男性で、歳をとっても若々しいかったのに残念ながら69歳の若さで亡くなりました。

3人目はPeter Gabriel です。昔はプログレ(Progressive Rock:先進的なロック)のGenesisのリードボーカルとして活躍していました。ライブでの奇妙な衣装が話題となりましたが、皮肉にも彼が脱退してからのPhil Collinsを中心としたGenesisは、大ヒットを連発し有名なバンドになりました。彼のソロアルバムは非常に良くて、最新アルバムI/Oリリースと現役で活躍中です。しかし若い頃が怪しすぎます。

最後はPatti Smithです。昔はニューヨークパンクの女王としてデビューしました。Bruce Springsteenとの共作、「Because The Night」は名作です。最新作「The Perfect Vision Reworkings」はほとんど環境音楽と言っていいほど作風が変わりました。1曲目の「Peradam」はBrian Enoがリミックスしています。

それでも人は年を取り、経験と知性を積み重ねてそれが顔に出てくる。ネットで検索してそれぞれのMusicianの今昔を作ってみましたが、中にはこれは出せないっていうのもありました。生き方が顔をつくるのでしょう。カッコよく歳を取りたいですね。Keep On Rockin'

タイトルはBrian Enoのアルバム「Before After Science」のオマージュです。

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