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騙す人、騙される人、騙されない人 情報世界のサバイバル術#1

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 私は世の中には騙す人、騙される人、騙されない人の3つのタイプの人がいると思っています。騙す人は、嘘をつくことに罪悪感がなく一定の人を騙して自らの利益を得る邪悪な人。騙される人は、邪悪な人の言うことを無邪気に信じ、結果邪悪な人々を助ける愚かな人。騙されない人は邪悪な人の言うことに疑問を持ち、事実を調べたり、他の人の見解を聴いたり、自ら考えたりする賢い人です。 世界は邪悪な人、愚かな人、賢い人で構成されていると仮定すると、今起きている、福島汚染水放出問題、台湾有事、ウクライナ戦争、従軍慰安婦問題等、色々な事象が説明できるのではないでしょうか。昔から、色々な詐欺事件があり、騙した犯人と騙されてしまった被害者と言う単純な構図がありましたが、インターネット、SNSの普及に伴い、騙された事が分からなかったり、嘘は国境を超え世界中に、リアルタイムで拡散していきます。 私が衝撃的だった出来事は、2016年のアメリカの大統領選挙で大方の予想を覆して、トランプが大統領になったことです。SNSや集会を駆使しトランプ(邪悪な人)は支持者(愚かな人)を獲得しアメリカの大統領に就任しました。この選挙戦はトランプを勝たせて民主主義を弱体化させたいロシアの関与もあり、正にサイバー領域や認知領域と呼ばれる私達の頭の中の感情がコントロールされた最初の情報戦争だったかもしれません。 その後アメリカはより深く分断されていきます。「フェイクニュース」により邪悪な人々が嘘を信じる人と信じない人との分断をあおります。マサチューセッツ工科大学(MIT)のレポートでは「フェイクニュース」のSNSでの拡散スピードは事実より20倍速いと言われています。人はより過激なもの、怒り、憎しみに対して過剰に反応します。Qアノンのディープ・ステイトをはじめ、騙されない人にとって荒唐無稽な陰謀論の類でも騙される人は一定量います。 現在、既存メディア、ネット、SNSと大量な情報の中にも騙す側からの認知領域をコントロールするような「フェイクニュース」「印象操作」が巧みに行われています。今まで騙されない人が騙される人になる可能性もあります。次回#2では情報(information)を知恵(intelligence)に変えて騙されない人になるにはどうしたらいいのかを考えたいと思います。 ※1 イラストはBing Image Center(

驚愕28万円のワインの味

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 皆様、夏季休暇はどのようにお過ごしでしょうか。基本的にブログでは親戚・家族の話題はしない事にしていますが、今回は特別に記事にします。 妹が、軽井沢に近い地域に住んでいるため夏は避暑にお邪魔しています。恒例行事はバーベキュー、近くの肉屋の「片山」で肉を調達します。この肉屋は安くて美味しいため、夏は軽井沢の別荘族が大勢押し寄せる有名店です。 涼しい屋外のウッドデッキでテーブル椅子を用意して、炭を起こして、野菜と肉を焼いて、ビール、スパークリングワインを飲みながらお互いの近況だったり、他愛のない話をしながらの食事はやはり楽しいひと時です。 後半に姪っ子の生まれた年に買った赤ワインを開けることになりました。20歳で開ける予定が色々忙しく25歳になってしまいました。先ずはワインアプリVininoでワインの詳細と値段を調べます。フランスのボイヤック産の赤ワインで価格は驚きの¥281,600円でした。買った時は¥5,000だったとのことです。調べたら1998年のフランスのぶどうは全体的に豊作で、いわゆるビンテージワインでした。 どんな味かというと、最初は酸っぱかったけど、少し時間を置くと確かに美味し気がしました。最初に値段がわかっているので脳内で、美味しいと感じるようになっているのでしょう。この価格のワインは始めて飲みました。 ワインの値段はともかく姪っ子が元気でいてくれることがPriceless。コロナが終わり、お盆に親戚と会う日常が戻ってきた2023年夏です。

デイヴィッド・ホックニー展 創作は続く

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猛暑のなか東京都現代美術館(MOT)で開催中の「デイヴィッド・ホックニー展」に行きました。 デイヴィッド・ホックニーは1980年代、ニューペインティングブームの頃の「プール」の絵画で有名になり、雑誌「ブルータス」で特集されたり、原宿辺りのおしゃれなカフェバー(今は死語)に絵が飾られたりしたのを思い出します。横尾忠則もニューペインティングに影響を受けてイラストレーターから「画家」に転向します。 最寄り駅が「清澄白河駅」にある東京都現代美術館(MOT)は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)と同様に、現在アートを中心とした展示会を行っている、私の好きな美術館の一つです。過去に大規模な「横尾忠則展」やパヒュームの演出でおなじみの「真鍋大度」の個展などが開催されています。 現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニーの日本では27年ぶりとなる大規模な個展で127点もの作品が展示されています。現在、86歳を迎える彼ですが、現在はフランスのノルマンディーで精力的に作品を作り続けています。 展示会では作品は年代ごとではなく分野ごとに展示され、古い作品と今の作品が見比べられるように工夫されていたり、高い天井を利用した意表を突く展示のレイアウトがあったりと、キュレーターである東京都現代美術館の学芸員がいい仕事をしています。 デビッド・ホックニーは画家本来の創作活動をするとともに、過去の絵画の研究にも熱心で2010年に、科学的、視覚的な根拠により過去の画家はレンズを組み合わせたカメラの原型のような装置を使い密かに精密な画を描いていたという衝撃的な本「秘密の知識」を出版します。当時美術史の常識を変えたことでも有名です。 展示会の終盤にあたる1階に展示されている最近の作品群は特に圧巻です。2019年から彼はノルマンディーで創作活動を開始し、コロナ禍のなかiPod、インクジェットプリンター等の最新のテクノロジーを使い、日本の絵巻物に影響を受けた全長90メートルの大作「ノルマンディの12か月」を作成します。この階は写真撮影が許可されていますので、行かれた方は自分の好きなアングルでこの巨大作品を写真に収めることをお勧めします。 デイヴィッド・ホックニー、横尾忠則は80歳代で、草間彌生に至っては90歳代で創作活動を続けています。何か新しいモノを創作することは、多大な労力を要しますがその対価

泡の勧め 夏はスパークリングワイン

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 今年の夏は異常な暑さですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。幸い横浜は海に近いため、風が通り比較的涼しのですが関東平野の内陸部は大変そうです。原因は偏西風の蛇行と言われていますが地球温暖化が確実に進んでいることは確かでしょう。 こんな暑い日は、ビール等の冷えた「泡」が一番美味しい。夏の食事に食中酒は、最初はビール、次に冷えたスパークリングワインがお勧めです。スパークリングワインといえば、フランスのシャンパーニュ地方特産のシャンパンが有名ですが、それなりの値段なので、普段の家の食事に毎回シャンパンという訳にはいきません。 同じ製法で産地が異なるものとしては、スペインのカバ(Cava)があります。リーズナブルな価格で美味しくて、魚にも肉にも合います。またイタリアのスプマンテ (Spumante)も美味しいです。 スパークリングワインの瓶は意外と重いので、最近は、Amazonのスパークリングワイン セットをまとめ買いします。特にセール時に購入すると1本1000円以下で購入でき、玄関先まで届けてくれるので楽です。まとめ買いはどれを冷蔵庫で冷やそうかと選ぶ楽しみもあります。飲む時にワインアプリVininoで評価を観るのも、くじ引きのように当たり外れがあり、これも一興です。 気になるのは飲み残しですが、気が抜けないようにスパークリングワイン専用のストッパーも売られていますから、色々試すのも楽しいのではないでしょうか。 一方、日本の食事に最も合う食中酒は、お米と日本の水からできている日本酒と言われています。 たまには獺祭 純米大吟醸 スパークリングは辛口で切れがあり、とても食事にあいます。 スパークリングワインもですが、日本酒のスパークリングも探せば色々ありそうです。「泡」は意外と奥深い。

分筆家としての小泉今日子 「小泉今日子 書評集」

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 私は、昔からの小泉今日子のファンです。「なんてったってアイドル」(作詞:秋元康、作曲:筒美京平)では自らがアイドルをパロディー化する曲を歌いこなせるのは、彼女の立ち位置が客観的に理解できているからでしょう。 アイドルから歌手や女優への活躍の場を広げる彼女ですが、読書好きで文章もとても上手く、エッセイも出版されています。 読書好きの彼女が、読売新聞の読書委員として2005年から2014年までの10年間、読売新聞の日曜日の書評欄を担当していたことはあまり知られていないかもしれません。私は福岡に住んでいた頃、一時、読売新聞を購読していたことがあり、彼女の書評は楽しみにしていました。 新聞の書評は、色々な面白そうな本を探す時の指標になります。今は、土曜日だけ購入する日経新聞の書評を読んで興味のある本を横浜市図書館のWebで検索し予約したり、あまりに予約数が多い場合はAmazonやメルカリで購入するかしています。 彼女が書評を担当したきっかけは、読売新聞からの依頼を彼女の恩師である、今は亡き作家であり演出家の久世光彦さんからの仲介で実現したようです。引き受ける時はそうとう迷ったようですが、非常に評判が良くて10年間連載が続くことになります。その10年間の書評をまとめた本が「小泉今日子 書評集」です。たまたま彼女の書評のことを思い出して、横浜市図書館のWebで検索して予約して借りました。 読み直してみると、落語のマクラのように、文章のイントロ部分から書評にの入り方だったり、締めの部分の見事なまとめ方や表現がとても上手く、改めていい文章を書くなと感心します。書評を読んで読みたくなる本が又見みつかりました。 分筆家としての小泉今日子、侮れません。

小さき青き鳥を忘れず Twitterのロゴマークが「X」に変更

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段階的に Twitterのロゴマークが「X」に変わりつつあります。イーロン・マスクのTwitter買収の目的は、Twitterを統合アプリにしてマネタイズの仕組みを構築し収益を上げる事にあったので、リブランディング戦略であるロゴマークの変更は単なる思いつきではなく、予定された戦略だったと思います。今回のブランド変更はTwitterは「X」という統合アプリとして今後展開しますというプロモーションです。ニュースに取り上げられるので、広告料はかかりません。さすがイーロン・マスクは巧みにメディアを利用します。 私の場合は、Twitterは矢野顕子や鈴木慶一、野宮真貴といったミュージシャン本人の「つぶやき」を閲覧していた程度なので、イーロン・マスクのTwitter買収を受けて、アカウントを削除しました。エンジニアの大量解雇によってシステムが脆弱になりアカウントの流出が懸念されたためです。以降、Twitter無しで生活していますが特に困りません。 今回のロゴ変更で、イーロン・マスクの欲しかったものは「Twitter文化」ではなく、世界で4億人以上いるアクティブユーザーだったことが分かります。本来のM&Aとはそういうものなのでしょう。 「Twitter文化」を惜しむ声も多く聞かれます。朝ドラ「舞いあがれ」で再注目された歌人の俵万智もTwitter上に以下の句をつぶやきました。以下引用 言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ 寂しいね… Twitterとイーロン・マスクを入れながら、自らの心情を吐露するところは、さすが言葉のプロです。 Twitterなどのアメリカで運用されているSNSは、アメリカの資本主義の原理で動きます。この際、Twitterからアメリカの影響を受けない純国産SNSのミクシーに乗り換えるのも良いかもしれません。

モノに対する愛#1 筆記用具

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普段、仕事は殆どキーボートを使いますが、打ち合わせの時のメモに筆記用具は欠かせないモノです。長年、CROSSの小ぶりのペンケースを使っていましたが、さすがにボロボロになってきたため、メルカリで同じものを探して購入しました。やはり、新しい方が新鮮な気持ちになります。 普段使っている筆記用具はPARKERのボールペンと、プラチナ万年筆の「プレスマン」というシャープペンの2本のみです。 PARKERのボールペンは、適度な質量と、少し太めな線でなめらかな書き心地が非常に気に入って長く使っています。 プラチナ万年筆の「プレスマン」は速記士、新聞記者向けに開発されたシャープペンです。使用している芯が0.9mmとやや太めで折れにくいのが特徴です。私は筆圧が高い方なので、0.5mmの芯のシャープペンは芯折れが起きて、書いている時にストレスを感じますが、「プレスマン」は芯折れがなく非常に書きやすく気に入っています。気に入った書き心地の筆記具は基本的には同じものを使い続けています。大工さんほどではありませんが、仕事に使う道具は多少のこだわりはあります。 後はノベルティのボールペンもたまに使うこともあります。 写真の上から順に説明すると、最初はパナソニック創業100年記念の内部向けPARKERのボールペンです、書きやすいので家で使っています。(打ち合わせでは使いません。) 2番目は展示会で頂いた、今GenAIで注目されているNVIDAのボールペン、日本のマクニカが代理店をしています。 3番目は展示会で頂いた、Google Cloudのボールペン、クラウドではAmazon、Microsoftに対して苦戦するGoogleですが、意外とクラウドは使いやすいです。 最後はIoT-SIMのスタートアップ企業SORACOMのカンファレンスで頂いたボールペン、ペパーミントグリーンの色がオシャレ。 筆記用具は私の知的作業の重要な道具であり良いものを長く使いたいのですが、ハンズ(旧東急ハンズ)等の筆記用具コーナーには凄まじい種類の筆記用具があります。こんなに種類があったら、選ぶだけで疲れそうですね。

告知 「Augusta Camp 2023」赤レンガパーク

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 オーガスタキャンプ(Augusta Camp)と呼ばれている野外ライブのフェスがあります。音楽制作プロダクション、株式会社オフィスオーガスタが主催するイベントで所属のミュージシャンが出演します。 メンバーはスキマスイッチ、杏子、山崎まさよし、岡本定義(COIL) 、あらきゆうこ、元ちとせ、長澤知之、秦 基博、さかいゆう、浜端ヨウヘイ、竹原ピストルと錚々たるメンバーで2023年9月23日(土)横浜赤レンガパークで開催されます。 2001年から続くライブですが、スガシカオも参加していましたが2011年にオフィスオーガスタを退社してから参加しなくなりスガシカオファンとしては残念です。 このメンバーで一番好きなミュージシャンは元バービーボーイズのボーカル杏子です。ハスキーでソウルフルでちょっぴりエッチな日本のディーバ(歌姫)で最近も精力的にソロ活動をしています。 2006年に発売された、杏子、山崎まさよし、スガシカオ、COIL、あらきゆうこ(mi-gu)、元ちとせ、スキマスイッチのメンバーの「福耳」と言うバンドの「惑星タイマー」という曲は、スキマスイッチと杏子のボーカルの良さがひかる名曲です。 横浜赤レンガパークで開催される音楽フェスは、いろいろ観てきましたが、都市型ファスの中では交通の便がよく、自然も豊かで海風も心地よくお勧めのフェス会場です。 今回、チケットを申し込みましたが当たることを祈り、記事を書きました。

「空気」の正体 ジャニーズ関連の山下達郎発言に思う#2

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 ジャニーズ関連の山下達郎発言に思うの第二弾です。2023年7月9日の山下達郎のサンソンの発言を受けてネットは大炎上しました。 ネガティブな記事も多くなりました。 ゲンダイ記事より「サブスク解禁は拒否、コンサートで観客に説教」「いくら山下の音楽が素晴らしくても、こんな頑迷固陋な“裸の王様”ではファンの落胆も当然。大いに晩節を汚すことになる。」 関係者の話「時代に流されない職人肌と言えば聞こえはいいですが、時代とズレたわがままなガンコ親父ですよ。」 レコード会社スタッフ「ラジオでも『山下達郎のアルバムが予定通りに出るわけはないんですよ』などと開き直って話しています。振り回されるスタッフは大変です。」 ファンのブログより「「一音楽家」って言いながら、心は、アーティスト側ではないのが、バレバレ。「晩節を汚した」って書いていたマスコミもいましたが、私も今回の放送を聴いて、正直、山下達郎さんには、幻滅しました。」 音楽YouTuber・みのさんの動画より「紛れもなく忖度、そして長い物には巻かれるものだと私は考えます。というか、これはもう開き直りですよね。」 私は、Radikoで山下達郎の発言を自ら聴きましたが「大いに晩節を汚すことになる。」ような発言ではないと思っています。 そんな時期7月12日にタレントの「りゅうちぇる」さんが自殺します。Googleトレンドというその時の検索数を調べるツールを使うと、一般人「空気」の傾向がわかります。このグラフでわかるように、「りゅうちぇる」さんの自殺をきっかけに山下達郎関連の検索は減り、批判的な記事は無くなります。 検索数の比較は桁が違うため、あえて2つのグラフにしましたが、自殺の原因がSNS、ネットニュースの誹謗中傷ではないかという憶測が出て「誹謗」の検索の増加と逆に「山下達郎」の検索数が減っているのがわかります。 なぜ「山下達郎」の検索数が減ったかと言えば、誹謗中傷はまずいなという「空気」が形成されたことと、タレントの「りゅうちぇる」さんのほうが誰でも知っている人なので人々の関心が「山下達郎」から「りゅうちぇる」へ移ったためだと思われます。 「空気」はその場、その時の雰囲気であり、どんどん変化していきます。時代の「空気」は所詮そんなものです。いちいち敏感になる必要もありません。 問題発言の翌週の7月15日の山下達郎のサンソンは、ジャニ

「罪の声」 週末は家で映画を

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以前は、週末にブロックバスターやTSUTAYAで観たい映画の DVDを借りて家で観ていましたが、現在はAmazon Fire TV Stick 4K Maxでアマプラ会員のプライム・ビデオをオンデマンドで観る生活へ変わりました。便利な時代に感謝です。 Amazon Fire TV Stickは非常によく出来たデバイスで、TVのHDMI端子に差すだけで、インターネットTVになります。最近のTVに内蔵されているインターネットTV機能よりもはるかに優れているのでアマプラ会員の方は購入をお勧めします。7月11日からAmazonプライムデーが始まるので期間中に購入すると更に安くなるかもしれません。 週末は4Kの大型TVとサラウンドスピーカーで、ビールやワインを飲みながら映画を観るのも良いものです。 プライム・ビデオも色々な映画があるので選ぶのが大変ですが、最近ではトム・クランシーのジャック・ライアンのファイナルシーズンがはじまりました。この作品もお勧めのAmazonオリジナルシリーズです。 今回、プライム・ビデオで無料で観ることができるお勧め映画「罪の声」を紹介します。 「罪の声」は塩田武士のサスペンス小説を原作とした2020年に公開された、小栗旬と星野源の初共演の映画です。1984年に大阪・神戸で起きた多くの謎を残した未解決事件「グリコ・森永事件」の真相に迫るサスペンス・ミステリー映画です。 映画では「ギン萬事件」とされていますが、フィクションとノンフィクション入り混じった非常によく出来た脚本と小栗旬と星野源の演技・存在感が伝わってくる作品です。又、梶芽衣子・宇崎竜童・火野正平・橋本じゅんなどの脇を固める俳優陣もいい仕事をしています。 特に子供の頃に自分の声が事件の脅迫テープに使われたことを知り、真相を調査していく京都でスーツの仕立て屋をする一般男性に扮する星野源の演技が素晴らしいです。 星野源は、「逃げ恥」や「MIU404」等のドラマ俳優、「よみがえる変態」をはじめとする軽妙なエッセイを執筆する作家、新垣結衣の夫と多彩な顔をもつ、細野晴臣に憧れる有名ミュージシャンですが、映画俳優としても素晴らしい才能を発揮しています。 小栗旬と星野源のバディが事件の真相に迫ると、事件に巻き込まれた犯人の一人の家族の壮絶な人生を知ることとなります。ひとしきり事件が解決し、ストーリーが終了し

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 歌劇サロメ

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 横浜みなとみらいホールで神奈川フィルハーモニー管弦楽団 歌劇「サロメ」を聴きに行きました。横浜みなとみらいホールはクラッシック専用ホールとして昨年10月にリニューアルした市営のホールです。 私は、リニューアルオープンの記念演奏会に横浜市民の招待枠で行ったことがあります。 クラッシック専用ホールは東京の溜池山王のサントリーホールが有名ですが、敷居が高くて遠いため、横浜みなとみらいホールは近くて親しみのあるホールとして地元では人気があります。 収容人数は2020人とこじんまりしていますが、音はとてもよく、近くにある桜木町の紅葉ケ丘の県立「音楽堂」とともに好きなホールです。 ホールの特徴はアメリカのC. B. フィスク社製パイプオルガン「Lucy」が有名で、横浜にちなんだカモメの彫刻が施されています。 一度、パイプオルガンの演奏を聞いてみたいと思いますが、なかなか機会がなくて残念です。 歌劇「サロメ」は神奈川フィルがオペラに挑戦した点が面白いです。 通常のオペラは、舞台装置があるためオーケストラピット(通称:オケピ)と呼ばれる舞台と客席の間の一段低い部分でオーケストラが演奏するのですが、今回はオーケストラの規模が100名と多いため、セミステージ形式というオーケストラが舞台上で演奏するオペラです。各役の歌手は、オペラ上演としての演技をしながら舞台上で歌います。セミステージ形式を歌劇とも呼ぶようです。 初めての歌劇体験でしたが、ドイツ語の歌が字幕表示されるなど、わかりやすい演出で、オーケストラの演奏が全面に出た、とても良いコンサートでした。やはり100人規模のオーケストラの演奏は迫力があり、特にリズム隊が歌劇にふさわしい雰囲気を演出していました。 神奈川フィルは2023年3月まで日本テレビのドラマ「リバーサルオーケストラ」に出演していたことも有名です。 このドラマは「のだめ」こと「のだめカンタービレ」と同様にクラッシクのオーケストラを題材としたドラマで埼玉県の 「児玉交響楽団」の物語ですが、演奏は 神奈川フィルハーモニー管弦楽団が全面協力しています。6話では、 横浜みなとみらいホールのロビーでパシフィコ横浜をバックに団員が演奏するシーンがとても感動的でした。 これからも、神奈川県民として音楽ファンとして神奈川フィルの演奏は行きたいと思います。やはり音楽はロックもクラッシック

中野サンプラザ閉館 どうするサンプラザ中野くん

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中野駅北口にある複合施設「中野サンプラザ」が、2023年7月2日に閉館することが決定しました。 全国勤労青少年会館として開業したこのホールは、民間に売却された後も都内のコンサート会場として人気を博していましたが、老朽化などの理由から一旦取り壊され、跡地は多目的ホールなどが入る施設として野村不動産などが再開発し、28年度の完成を目指すとのことです。 「中野サンプラザ」は音の良さで知られ、私もオリジナル・ラブのライブを見に行ったことがあります。 中でも山下達郎が気に入っているホールとしても有名です。閉館にむけて、東京・中野サンプラザホールで5月1日から7月2日まで「さよなら中野サンプラザ音楽祭」が開催されており、多くのミュージシャンが参加しています。 7月1日には、「Before the LAST」として、佐藤竹善(SING LIKE TALKING)、ゴスペラーズ、スキマスイッチ、TAKE(Skoop On Somebody)、玉城千春(Kiroro)、宮沢和史が出演します。 宮沢和史は、「中野サンプラザは自分が歌った思い出だけではなく、国内外の音楽家の素晴らしい歌や演奏をたくさん聴いた思い出溢れる場所です。数々のシーンを思い出しながら最後の時を噛み締めたいと思います。」とコメントしています。 そして、7月2日の最終日は山下達郎のワンマンライブが開催されます。山下達郎は「中野サンプラザ」の最後を飾るに相応しいミュージシャンです。ホールツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」の一環としてチケットが販売されており、いつも通り倍率が高いため、私もチケットぴあから申し込みましたが残念ながら外れました。おそらく過去最高の倍率だったと思います。 ここで、気になるのが「中野サンプラザ」を名前にしていた、爆風スランプの「サンプラザ中野くん」です。てっきり「さよなら中野サンプラザ音楽祭」に出演するのかと思っていたら名前がありませんでした。 やはり、名前の関係で「中野サンプラザ」側と揉めていたのかもしれません。「中野サンプラザ」がなくなったら「サンプラザ中野くん」は改名するのか、7月3日以降が注目されます。

シティーポップの経済と地政学

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高校生の頃(1975年)、ラジオでシュガー・ベイブの「DOWN TOWN」を初めて聴いて、そのポップさに衝撃を受けたことがあります。 翌年は荒井由実のプロコル・ハルムのオルガンロックの日本版「翳りゆく部屋」を聴いて、更に衝撃を受けた記憶があります。 フォークソングとは一線を画すこれらの音楽は、後にニューミュージックとかシティーポップと呼ばれ、J-POPへと進化する元となる日本の音楽でした。 1970年代の、はっぴーえんど、シュガー・ベイブ、ティンパンアレイ、キャレメルママ、荒井由実、サディステックミカバンド、ムーンライダーズ辺りが私にとってのシティーポップだと考えます。 ミュージシャンの出身地を見える化するため、Google Mapで地図を作成しました。 細野晴臣は港区、坂本龍一は中野区、高橋幸宏は目黒区、松本隆は港区、鈴木茂は世田谷区、松任谷正隆は杉並区、林立夫は港区、山下達郎は豊島区池袋、大貫妙子は杉並区、佐野元春は千代田区、鈴木慶一は大田区、荒井由実は八王子市という出身地で、ほとんどが東京出身者であり、港区、世田谷区、杉並区といった高級住宅街の出身者が多いことが分かります。 彼らにとっては、山下達郎の池袋、鈴木慶一の大田区(京急穴守稲荷付近)は少し田舎であり、荒井由実の八王子市はとても田舎に感じたかもしれません。佐野元春は年代的に少し早いですが、大瀧詠一一派ということで入れています。 細野さんをはじめ、多くのミュージシャンは経済的にも余裕がり、高学歴のため大学のサークルの活動を通じ、色々な音楽に接し、楽器も購入することができました。当時、ドラムセットはお金持ちでないと買えませんでした。日本のシティーポップは、東京のお坊ちゃんやお嬢さんが始めた、ブルジョアでインテリの西洋的な音楽だったのかもしれません。 当時、お洒落で都会的なシティーポップは一部で評価されましたが、山下達郎が今でも根に持っているように、メッセージ性がない、スカした軟弱な音楽と非難されていました。 1982年、オレたちひょうきん族のエンディング・テーマ「DOWN TOWN」(ダウン・タウン)をEPOが唄って大ヒットし、さらに時が経ち、現在は山下達郎のアナログ盤の再発売、「プラスティック・ラブ」のヒットなどのシティーポップが世界的に再評価されています。 西洋のクラッシックのように、品が良く知的で洗練

パティ・ボイド写真展 ロックミュージシャンのミューズとは

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タワーレコード渋谷店8階の催事場SpaceHACHIKAIで開催されている「パティ・ボイド写真展」に行ってきました。思ったより作品が少なく残念でしたが、ザ・バンドのラストコンサートである「ラストワルツ」のリハーサル写真は、その時の空気感が伝わるような良い写真でした。 パティ・ボイドは、原由子の60-70年代のロックミュージシャンへのオマージュソング「スローハンドに抱かれて」の歌詞にも登場するエリック・クラプトンの元妻として有名な女性です。 彼女は、ジョージ・ハリソンと結婚していましたが、ジョージがエリック・クラプトンと友人だったため、お互いに出会ってしまいジョージと離婚して、クラプトンと再婚します。 ビートルズのホワイトアルバムの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」のギターはエリック・クラプトンが弾いていることで有名ですし、エリック・クラプトンの「いとしのレイラ」は彼女に捧げた曲として有名です。 ミューズ(Muse)は芸術や音楽などを司るギリシア神話の女神のことですが、転じてロックミュージシャンにラブソングを書かせてしまうような女性をミューズと呼ぶことがあります。 他に、有名な例としてデヴィッド・ボウイの最初の妻アンジーに惹かれたミック・ジャガーが作った曲がローリング・ストーンズの「かなしみのアンジー」です。この曲名に関しては諸説ありますが、アンジーもミューズだったのかもしれません。 ラブソングに名曲が多いのは、恋愛が感情を高揚させて、脳内のシナプスが繋がり曲のインスピレーションが湧き出て、すなわちミューズが降りてくるからかもしれません。 今の風潮と逆行するかもしれませんが、恋愛や不倫は 音楽や文学、美術などの芸術にとって重要なエネルギーではないでしょうか。 記事のPlayList 原由子 「 婦人の肖像」 「スローハンドに抱かれて」 Beatles 「WHITE ALBUM」「 While My Guitar Gently Weeps」 Derek and the Dominos 「 Layla and Other Assorted Love Songs」「Layla」 The Rolling Stones 「Goats Head Soup」「Angie」

JAZZ BAR セレンゲティの話 back to 1982#2

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今回も1982年の大阪の話の第二話です。入社早々、大阪出向になった私と同期は半分観光気分で、休日は京都、神戸、奈良と遊びに行っていました。関西と言っても各エリアで言葉や文化も人の気質も異なりますし、大阪、神戸の中でも北と南ではだいぶ違います。阪神電鉄、JR、阪急電鉄と3線が平行に走っているエリアも北ほど上品と言われています。 私が住んでいた守口市は、大阪では鬼門に当たる場所ですが、庶民的な町で当時、文化住宅と呼ばれるアパートが立ち並んでいました。そんな守口でよく通ったのが守口市竜田通にあったJAZZ BAR「セレンゲティ」です。残念ながらネットにも当時の面影を示す写真は残っていませんが、小ぶりでカウンター席があって居心地の良い店でした。 「セレンゲティ」はアフリカのタンザニアにある国立公園の名前で、サックスプレイヤーの渡邊さんとイラストレーターの奥さん、そして渡邊さんのお母さんの3人で切り盛りしていました。お客さんはミュージシャン、アート系の人が多く、色々な人と出会い、色々なことを学びました。時折JAZZのライブもあり、良い居場所でした。 最近はサード・プレイスという言葉をよく聞きますが、サード・プレイスとは自宅や職場とは別の、自分にとって居心地の良い第三の場所、創造的な交流が生まれる場所のことです。「セレンゲティ」は私にとってのサード・プレイスでした。私が東京に戻るときは送別会をして頂き、イラストレーターの奥さんの色紙も頂きました。残念ながらその後、出張の度に店に行っていましたが、いつしかお店はなくなっていました。 最近、「セレンゲティ」によく行っていた私の同期から連絡があり、「セレンゲティ」は名前を変えて大阪・天満のライブハウス「フラット・フラミンゴ」として今も営業していることが分かりました。HPを見たらマスターの写真があり、元気そうで安心しました。 大阪に行くときは、私の最初の「サード・プレイス」であった「フラット・フラミンゴ」に行き、40年ぶりにマスターと奥さんに会いたいと思います。人とのご縁はPriceless。 フラットフラミンゴ店情報 〒530-0041 大阪市北区天神橋4-10-22 千寿ビル3階東 TEL 80-3866-7797(電話不可・ショートメールのみ)

梅田地下街の迷宮とフランスベッド back to 1982#1

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今回は大阪の昔話の第一話です。1982年に松下電送に入社した私は、新人研修後に大阪への出向を命じられました。出向先は、守口の松下電器産業(現:パナソニック)の中央研究所でした。ミッションは、当時、研究所で開発されていた光ディスク(今のDVDを大きくしたもの)を使用し、電子ファイルと呼ばれるシステムを商品化することでした。 大阪には1年ほど住んでいましたが、当時は関西は関東に比べて別の国のように感じました。 江戸時代から自主独立した商人の街として栄えた関西の方は、合理的で自由でカオスです。電車に乗る時には並ぶ必要がなく、確実に歩くのが速く、コンコースでも暗黙の人流がなく、各人が思い思いの方向に歩きます。 大阪の中心街の梅田には、巨大な地下街があり、JR大阪駅からの人流と阪急からの人流と東梅田駅からの人流が合流する場所があります。その人流はまるで人間のブラウン運動のようなカオス感があり、関東から来た私はカルチャーショックを受けました。 梅田の地下街はクモの巣のように次々とつながり、温泉旅館の増築のように広がっています。「梅田地下帝国」とも呼ばれ、世界レベルの規模を誇ります。今はだいぶ整備されていますが、1982年当時は照明も暗く、迷路のように路地が入り組んでいました。 ある日、飲みに行った帰りに阪神電鉄方面の地下街に迷い込んでしまいました。そこには袋小路が存在して、フランスベッドとおぼしき立派なベッドが置かれていました。幸いなことに、その時はこの地下の住人は不在でしたが、ここに住んでいる模様です。 1982年、梅田の地下街にはフランスベッドとそのベッドに寝泊まりする住所不定の方が暮らしていました。大阪は不思議で魅力的な街です。 ※イメージはBing Image Center(OpenAI:DALL:E)で自動生成(プロンプト:大阪地下街の何もない袋小路にフランス製ベットが置かれている様子)

ミュージシャンのサバイバル戦略 ATOMからBITそしてLIVEさらにNEXTへ

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 今回のテーマは音楽とテックとの関係についてです。ここでは2冊の本を紹介します。 最初に紹介するのは、「ワイアード」US版編集長でもあったChris Anderson氏の著書「フリー」です。 この本では、物理的なものを表す「ATOM」と、コンピューターのデータを表す「BIT」という言葉が出てきます。ATOMは重く、移動には運送費がかかりますが、BITはデータなので重さがなく、インターネットを使用することでほぼ無料で移動できます。 音楽のデジタル化や圧縮技術の発展、インターネットの普及により、1990年代後半から音楽業界は従来のレコードやCDのATOMから音楽配信によるBITの世界に突入しました。しかし、この時期には違法なダウンロードが横行し、海賊版の無法地帯に突入してしまいました。 このカオスの世界を救ったのが、AppleのSteve Jobs氏です。彼は、海賊版よりもサステナブルな方法で音楽を購入できるプラットフォームiTunes Music Storeを構築しました。そして、現在では音楽は、CDやレコードのATOMから「Spotify」「Apple Music」「Amazon Music」のサブスク(Subscription:定額制)BITへと移行しました。 一方、「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」という本はDavid Meerman Scott共著のものです。グレイトフル・デッドはアメリカのロックバンドで、レコードよりもライブツアーを中心に活動し、動画や録音もOKのゆるいライブで、Tシャツなどの物販を行っていました。1990年代には、コンサートツアーで2億8500万ドルの収益を上げました。 山下達郎はラジオで、「昔はレコードを発表して、レコードを売るためにツアーを組んでLIVEをしていたけど、今は逆でツアーLIVEして、会場でレコード、CDを買ってもらうことが多くなった。」と発言しています。今のミュージシャンは、LIVEを中心に収益を確保するビジネスモデルへ戦略を変更しています。 人々は、モノ(ATOM)データ(BIT)から、コト(LIVE、体験、エクスペリアンス)へお金を使うように変化しています。しかしLIVEには課題もあります。LIVEは物理的に入場者数が制限されるため、チケットの入手が困難になり転売問題を引き起こすことがあります。 テックはこ

ワインとiPhoenアプリ「Vivino」の話

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私は山梨大学の学生でしたが、地方の国立大学には地場産業に即した学科があります。山梨はワインが地場産業で、当時は醸造学科があるほどワイン醸造が盛んな地域でした。地域には個性的なワイナリーがあり、その時からワインを飲むようになりました。 大学当時から「サドヤ」というワインを一升瓶で売っているワイナリーがありましたが、松任谷由実ことユーミンが「サドヤ」のワインは美味しいとラジオで発言してからブレイクし、今では結婚式場を備えた有名ワイナリーに成長を遂げました。 最近は、週に3日ぐらいは休肝日にしていますが、食事にはビールとワインは欠かせません。ワインはAmazonのセール時期のまとめ買いするか、欲しいワインはリアル店舗「 世界のワイン 葡萄屋 横浜関内店」で購入しています。 Amazonのセールだと一本あたり550円程度ですが掘り出しものがあるのも一興です。 お勧めのiPhone無料ワイン評価アプリが「Vivino」です。購入したワインのラベルを写真に撮ると、産地から特徴や評価(5段階レイティング)、標準価格まで表示されます。私のワインの購入データを吸い上げて、お勧めのワインをリコメンドし、購入まで持っていくのがこのアプリの目的ですが、自分の飲んだワインの履歴が残るので、再度購入したい時に便利です。 OKストアで購入した最高の掘り出し物は、フランスのシャブリ・プルミエ・クリュ2019です。シャブリはやはり外せませんね。お寿司とも相性がよいです。 Amazonのセール500円相当で購入した掘り出し物のロゼ、イタリアプロセッコ産のスパークリングワインです。 普段からドンペリは飲みませんが、スパークリングワインはどんな食事とも相性がよいです。 Amazonのセール500円相当で購入した掘り出し物の2020年オーストリア産の赤ワイン。オーストラリア産も意外と行けます。やはり肉には赤ワインです。 アプリの欠点は、飲む前に評価してしまうと先入観で飲んでしまうことです。評価が低いとやはりがっかりするけど、意外と美味しい。このアプリの評価はあくまでも全世界の人の統計上の数値ですから必ずしも正しいとは限りません。 大企業の作るワインもありますが、基本的にワイナリー毎にこだわりや特徴のある個性的なワインが好きです。CoffeeやWineの嗜好品は、生活を豊かにしてくれる大切な文化です。

私の愛したTシャツたち

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 最近、暑くなりTシャツの季節となりました。テレワークの良いところはWeb会議以外はTシャツで仕事ができることです。 Tシャツと言えば村上春樹が「村上T 僕の愛したTシャツたち」というエッセイを出していますので、今回は私なりの市販では入手できない珍しいTシャツを紹介したいと思います。 最初はワシントンDCのTシャツ。鎌倉の長谷の古着屋で購入したビンテージTシャツです。いかにもアメリカの60-70年代のTシャツで気に入って着ています。 「Champion」製のリユースの限定Tシャツ。偶然、恵比寿の環状5号線沿いのギャラリーに立ち寄った時に見つけて購入しました。「G.N50」のフォントが美しい、珍しいTシャツです。Tシャツって安いので衝動買いが出来るところが良いところです。 空母ロナルド・レーガンのTシャツ。年に一回開催される横須賀の米海軍基地の「ヨコスカフレンドシップデー」で購入したTシャツです。コロナ禍でしばらく行っていませんが、米海軍横須賀基地を開放してくれる「ヨコスカフレンドシップデー」はアメリカに旅行した気分になれる楽しいイベントです。今年は行きたいです。 御茶ノ水で開催されたSORACOMのテクニカルイベント「if-up2017」で頂いたTシャツ。SORACOMとは、AWSのエバンジェリストとして有名な玉川憲氏が起業したIoT専用SIMのスタートアップ企業です。2017年KDDIの傘下に入りました。その時の貴重なTシャツ、「if-up」とはLinuxのネットワーク・インターフェースを有効にするコマンドで、これからスタートしますという意味のイベントでした。 Mercury InteractiveのTestWareの宣伝用Tシャツ、2003年スイスのジュネーブで開催された「TELECOM2003」にパナソニックとして製品を出展した時に、会場で入手したTシャツです。海外の展示会ではTシャツがノベルティとして一般的ですが、このTシャツは「 Fruit of the Loom」製で作りがしっかりしているので、今でも着ています。 最後に風雲たけし城の記念Tシャツ。1980年代会社に入社して数年立った頃、当時、TBSで人気のあった番組「風雲たけし城」に会社のメンバーと参加した時に記念に頂いたTシャツです。かなり雑な作りで既に着ることはできませんが記念に保管しています。 T

Before After Rock Musician 歳を取ることはカッコイイ

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 先週、親戚が集まった時に若い頃の写真があって、「それぞれ若い時代があったね」と話題になりました。今回は著作権、肖像権はグレーゾーンですが私の好きなロックミュージシャンの若い頃と今を比較してみます。 最初は、Brian Enoです。彼は若いときはRoxyMusicなるイギリスのおしゃれなグラム・ロックグループの一員でした。全員奇抜なファッションと斬新な音楽で話題になりました。その後、ソロアルバムを経てアンビエントミュージック(環境音楽)の創始者として現在も活躍中です。去年は京都で大規模なインスタレーションを行い、話題となりました。見に行った人も多かったと思います。若い頃も怪しい風貌で髪の毛が気になりだした頃でしたが、今は精悍で若々しい。 次はDavid Bowieです。彼は若い頃はロンドンのグラム・ロックの影響で奇抜な格好をしていました。Ziggy Stardust時代の写真です。この時代の衣装は山本寛斎です。Afterはガンで亡くなる前の写真です。彼は男性から見てもカッコイイ男性で、歳をとっても若々しいかったのに残念ながら69歳の若さで亡くなりました。 3人目はPeter Gabriel です。昔はプログレ(Progressive Rock:先進的なロック)のGenesisのリードボーカルとして活躍していました。ライブでの奇妙な衣装が話題となりましたが、皮肉にも彼が脱退してからのPhil Collinsを中心としたGenesisは、大ヒットを連発し有名なバンドになりました。彼のソロアルバムは非常に良くて、最新アルバムI/Oリリースと現役で活躍中です。しかし若い頃が怪しすぎます。 最後はPatti Smithです。昔はニューヨークパンクの女王としてデビューしました。Bruce Springsteenとの共作、「Because The Night」は名作です。最新作「The Perfect Vision Reworkings」はほとんど環境音楽と言っていいほど作風が変わりました。1曲目の「 Peradam」は Brian Enoがリミックスしています。 それでも人は年を取り、経験と知性を積み重ねてそれが顔に出てくる。ネットで検索してそれぞれのMusicianの今昔を作ってみましたが、中にはこれは出せないっていうのもありました。生き方が顔をつくるのでしょう。カッコよく歳