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4月 9, 2023の投稿を表示しています

chatGPTはモノリス(進化の加速装置)か?

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「2001年宇宙の旅:原題(2001: A Space Odyssey)」という映画があります。この映画は、Stanley Kubrick監督の1968年のSF映画で、David Bowieの「スペイス・オディティ」(Space Oddity)は、この映画からインスパイアされてできました。 私の最も好きなSF映画で、コンピュータ、宇宙に興味を持ったのも、この映画の影響です。この中に登場する謎の石柱が「モノリス」です。「モノリス」は、人類を次の段階に進化させるための、地球外生命(宇宙人)が残していった進化のための加速装置です。 コンピュータ・インターネット・スマートフォンと世界を変えた発明ですが、次はchatGPTに代表される生成系AI(文章、画像、音声を作ってしまうAI)になるでしょう。生成系AIは、「モノリス」となり、うまく使いこなす人は次の段階に進化する。一方、使いこなせない人は、取り残されていく可能性あります。これから増々、 知の分断 が加速していくでしょう。ここが課題ですね・・

chatGPT編集長プログラムをgoogleスプレッドシート上に実装する

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現在、chatGPTを使ってブログ原稿の校正をしています。指示の仕方で、校正の方法や結果の出力が変わってくることがわかりました。その都度指示を入力するのは面倒なので、OpenAIの公開しているWebAPIを使い、専用プログラムを作りました。WebAPIとはプログラムが、他のWeb上のプログラムを利用する便利な仕組みのことです。 WebAPIに関しては、色々な情報がサイトにありますので、ここでは詳細には述べませんが、重要なことは有料のためクレジットカード登録が必要です。料金は非常に安く設定されています。 今回は、使いやすさを考えて、googleスプレッドシート上でGAS(Google Apps Script)プログラムで実装しました。コーディングには、GASとWebAPIの経験と知識は必要です。ただし、他のWebAPIよりもトークンの管理が必要ないため、簡単に実装できます。 プロンプトと呼ばれる指示の出し方が重要ですが、プログラムで作成します。これが「chatGPT編集長」のスクリーンショットです。 原稿はデバック用に、句点の付け方を不揃いにしたり、呼称の不統一、スペルミスを混入させて「chatGPT編集長」の実力を試します。前回のブログの一部流し込み「校正」ボタンを押すと校正文章と修正内容が表示されます。 結果: テック系の新しいものが好きな私は、現在家のリビングルーム上にAIスピーカーを置いています。私はAmazonのセールで、AIスピーカーが必ず安くなるので、新しいタイプを購入し、旧タイプをメルカリで売却を繰り返しています。正確には、Amazonの音声アシスタントのソフトウェアのことを「Amazon Alexa」と呼び、Amazonの搭載製品を「Echo」と呼んでいます。 修正内容:  - 「リビングローブル」→「リビングルーム」 - 「AmazomAlexa」と「Echo」の表記を修正 - 句読点の修正 編集長なかなかの実力です。AmazomのスペルミスもAmazon修正されています。 次に「評価ボタン」を押すと構成前の原稿を評価してくれます。 評価: このブログの文章は、テクノロジーに興味を持つ人にとっては興味深いかもしれませんが、いくつかの点で改善の余地があります。例えば、文章中には「僕」という主語が使用されていますが、ブログ記事には適切なフォーマルな言葉

Alexaが失業する?

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テック系の新しいものが好きな私は、現在、家のリビングテーブル上にAIスピーカーを置いています。Amazonのセールで、AIスピーカーは必ず安くなるので、新しいタイプを購入、旧タイプをメルカリで売却を繰り返しています。正確には、音声アシスタントのソフトウェアのことを「Alexa」と呼び、Amazonの搭載製品を「Echo」と呼ぶようです。 最初は、色々な質問をしたり、音楽をかけてもらっていましたが、意外と単純な質問に答えられない、Alexaから「すみません、わかりません」という返答を聞くたびに、Alexaが不憫に思えてきます。今では、妻がキッチンタイマーと占い、そして夫婦で天気を訊く程度にしか使っていません。  そんな中、昨年の11月にAmazonは1万人規模のなリストラ計画を発表しました。その中に「Alexa」開発チームも含まれています。chatGPTとAlexaを比較すると、仕方ないこと。まさに技術の栄枯盛衰ですね。 AlexaはWakeUpWord(起動音)をきっかけに動作を開始する仕組みになっていて「アレクサ」と話しかけると「ズン」という低音がして会話を聞き始めます。この前、妻とAlexa開発チームのリストラの話をしていたら「ズン」と音がした。ホラーですね。 ※イメージはCanvaAIで生成

追悼 坂本龍一 音楽は自由にする

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2023年3月28日、坂本龍一さんがガンで亡くなられました。享年71歳でした。 彼の訃報は、私がブログ再開するきっかけとなるほどの、とても悲しい知らせでした。彼は以前から、ガンを公表しており、闘病中に最後かもしれないライブを2022年12月に、ストリーミング形式で世界に向けて配信しました。 勿論、私もライブを視聴しました。視聴者数は3万人で、実験好きの彼らしい最後のライブになりました。最後の曲の演奏後、手を合わせるような仕草が印象的でした。 私は、彼の最初のソロアルバム「千のナイフ」からのファンです。彼を語る時、YMOの名前がついて回りますが、私は細野さんや、高橋さんを含めて、YMOは優れたアーティスト同士が、共鳴するある時期の状態だと思っています。 彼は、常に音楽の先端に挑み続けたパイオニア(開発者)です。Pop Musicだけでなく、Soundtrack、Operaにも活動の場を広げた。その探究心は、David Bowieに通ずるものがあります。この二人をキャスティングし「戦場のメリークリスマス」を作成した、大島渚も又パイオニアですね。 「音楽を自由にする」はインタビューを元にした彼の伝記です。彼の思いがわかるとともに、日本のPop Musicの歴史としても興味深いので、一読をおすすめします。 私の好きな曲をプレイリストとして載せます。尚、この記事の写真はメルカリ同様、自分の持ち物をiPhoneで撮影して掲載しています。 ベスト1はYMOのライブバージョンの「THE END OF ASIA」です。東洋的な独自のグルーブは、今聴いても新鮮です。 参考までに「日本の音楽評論家」にロール設定したchatGPTのプレイリストもあげております。さすがAI、結果にソツ(個性)がない。 私のプレイリスト "THE END OF ASIA" - YMO「Public Pressure」(1980年) "Riot in Lagos" - 坂本龍一ソロ「B2-Unit」(1980年) "Merry Christmas Mr. Lawrence" - サウンドトラック「Merry Christmas Mr. Lawrence」(1983年) "EPILOGUE" - YMO「TECHNODELIC」(1

立川志の輔(頭の中の映画館)

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横浜市が運営する演芸場、賑わい座で立川志の輔の落語を聴きに行ってきました。私たち夫婦は落語好きで、中でも実力、人気NO1の立川志の輔は何回も見に行っていますが、チケットが取れないことで有名です。賑わい座はキャパ400人という丁度いいハコです。今回は2日間の独演会で、価格もリーズナブルでした。 落研(落語研究会)の友人と大学の学園祭で、五代目の三遊亭圓楽のライブの落語を聴いてあまりにも面白くて驚いた思い出があります。現在、落語はYouTubeでも観ることができますが、事前学習に利用して、他の人と空間で共有する劇場で観ることをお勧めします。劇場で聴いて観ているうちに、演者一人の話芸が自分の脳の中に映像を作り出し、脳内映画館になります。映像を直接観るより、想像力が映像を脳内で作るプロセスが落語の醍醐味です。 立川志の輔は「ためしてガッテン」のおじさんのイメージが強いですが好奇心があり、いろいろな実験も試みる人でもあります。  今回の演目は「だくだく」「宿屋の富」の古典落語でしたが、「だくだく」は独自解釈による後半のシュールな展開は笑えました。 劇場の楽しみは「マクラ」と呼ばれる話に入る前のフリートークが聴けることです。テレビでは放送できないような際どい話も多く、「マクラ」から落語に入る間も落語家の腕の見せどころでしょう。 今回の「マクラ」はOpenAIのCEOが岸田首相と会見したニュースを受けてchatGPTでした。相当衝撃的だったらしい。ここらへんの感性は良いですね。 ------------------------------------------- ここまでがchatGPT編集長(今後はヤツと呼びます)に校正してもらった文章を私が修正した記事です。最後の文章はあえて私のオリジナルを掲載しています。 実はヤツが提案してきた文章はこれです。 「最後に、今回の「マクラ」で話題になったOpenAIのCEOが岸田首相と会見したニュースを受けて、ChatGPTに相当衝撃を受けたとの話がありました。私もChatGPTと同様に、そのニュースには興味を持ちました。」 特に私は興味があるとは言ってない、ヤツはしっかり自分の宣伝してるね。笑

映画 David Bowie 「MOONAGE DAYDREAM.」を観る

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最近、パナ時代の同期とDavid Bowieの「MOONAGE DAYDREAM」を、川崎の109シネマズ川崎のIMAXシアターで観ました。やはりIMAXは音が良いので、音楽映画にはお勧めです。 最近は、David Byrneの「American UTOPIA」や、Beatlesの「Get Back」など、優れた音楽ドキュメンタリーが多く上映されていて、音楽ファンにとっては嬉しい限りです。 コロナ禍で家でエンターテイメントを楽しむ機会が増えました。それぞれのメリット・デメリットはありますが、映画はやはり映画館で観るに限ります。シニア割もあるしね! David Bowieの映画は、コラージュ・メタファを多用した少し凝りすぎたドキュメンタリー構成になっています。Ziggy Stardust時代からアメリカへの渡航、ヨーロッパへの回帰ベルリン3部作そして各地の旅を経て、再びアメリカへ「Let's Dance」に代表される売れ線路線への転身、アートへの傾倒と彼の変化の歴史が、凝った構成で描かれています。 個人的には、ベルリン時代のBrian EnoやRobert Frippとの共演が観れたのが良かったし、オープニングの「All The Young Dudes」、「The Jean Genie」、「Love Me Do」から、ラストの「Memory Of A Free Festival (Moonage Daydream Mix Edit)」、「Starman」、「Changes」が良かったです。早速Amazon Music Unlimitedでダウンロードして聴いています。 友人とは夕方に映画館で待ち合わせて、映画を観た後に居酒屋でビールを飲みながら、映画の感想や最近の近況を語ります。少し帰りの電車を気にしながら帰宅します。ようやくコロナ前の日常が戻りつつあります。

笑わない数学 素数はなんの役に立つか?

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  最近はバラエティ番組をあまり観ないのですが、Eテレの再放送の「笑わない数学」は面白い番組です。毎週土曜日の午後9時30分から放送されています。 数学とは無縁のようなパンサー尾形さんが司会を務め、最初のテーマは素数でした。 素数とは「1と自分自身でしか割り切れない数」のことで、どんな数も素数の掛け算で表されることから「数の原子」とも呼ばれています。セキュリティに関係する人ならば、素数はとても興味深いテーマでしょう。 1, 2, 3, 5, 7, 11, 13...と無限に続く素数。 非常に興味深いことに、素数は円周率(π)や自然対数の底(e)と深く関係していることが最近わかってきました。素数は宇宙とも関係していると言われ、とても素晴らしいです。 一緒に番組を観ていた妻から「素数って何の役に立つの?」という非常に正しい質問を受けました。以下に、その答えを2つ挙げます。 1.インターネットショッピング 現在、インターネットでAmazonからクレジットカードを使って安全に買い物ができるのは、素数のおかげです。ここからは暗号の話です。暗号は古くから戦争の伝言に使われていた重要な技術ですが、暗号を解くための鍵をどうするかが常に問題になっていました。ドイツの暗号装置「エニグマ」でも、この鍵の奪い合いが繰り広げられました。しかし、この問題を解決した画期的な暗号方式が開ける鍵と閉める鍵が異なる非対称暗号RSA方式です。これは20世紀最大の発明の一つとして挙げられます。 暗号化( 平文   m  から暗号文  c  を作成する):  � = � � mod � 復号(暗号文  c  から元の平文  m  を得る):   � = � � mod � 2.宇宙人とのコミュニケーション 学者たちは、言語体系の異なる宇宙人に対して、地球人が高度の知性を持つことを伝えるために、共通言語である「数」を使うと考えています。宇宙人とのコミュニケーションをする際、地球人が理解できる数学的なパターンを見つけることが重要だとされており、その中でも素数は特別な意味を持っています。素数は単純な規則に従わず、自然数の中でも特別な存在として位置づけられています。そのため、知性の証として素数が用いられることがあります。 数学は本当に面白いですね! 今回のCanvaAIイラストの生成ワードは「素数、階段、

ブログを再起動(Reboot)しました。

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 皆様、初めましてそして、ご無沙汰しておりました。 私は7年前までアーキテクトの都市生活日記というブログを書いていました。現在、私は65歳になり、年金をもらいながら、IT系の仕事に従事しています。住まいも福岡から横浜へと移りました。 最近、高橋幸宏さんと坂本龍一さんが亡くなられました。私は大学からリアルタイムでYMOを聴いており、彼らの訃報にはとても悲しい思いを抱いています。自分の年齢を考えると、死がより身近になった気がしています。 私が再びブログを始めるきっかけは2つあります。1つは、70歳までの自分の日々を記録し、その内容を5年後に書籍化したいという目標です。2つ目は、コロナ、戦争、AI(chatGPTなど)の予想もしていなかった21世紀のターニングポイントを、私の視点で語りたいということです。 ブログの基本方針は以下です。 1.広告表示はしない、ステマ、アフリエイトもしない、リンクも基本的には貼りませんが、その代わりここをエントリページとして個人ITコンサル業でマネタイズできたら良いなと思っています。 2.ブログ上で様々な生成系AIの実験をする予定です。文章の校正、調査はchatGPTに手伝ってもらいます。 3.当然ですが、偽情報の流布、機密保持、コンプライアンス、著作権等の配慮をします。 タイトルについては、「アーキテクトの都市生活日記」改め、「アーキテクトの年金生活日記」という案も考えましたが、話題がゲートボールや腰痛の治し方と思われそうなので、やめました。 主題は、私が70歳になる時という意味で、David Bowieの名作Ziggy Stardustの1曲目「Five Years」としました。副題は、ボリス・ビアンの「うたたかの日々」とCarole Kingの名作Tapestryの邦題「つづれおり」のRemixです。今回のイラストは、デザインツールのCanvaのイメージ生成AIで作成しました。生成ワードは「パンダ、サーフィン、富士山」 最後に高橋幸宏さん、坂本龍一さんへの追悼の意を表し以下のメッセージを添えます。 「Ars longa, vita brevis(芸術は長く、人生は短し)」 ------------------------------------------------------------------ ここまではchatGPTが私のブ