鎌倉アナザーグルーンワールド 浄明寺方面ガイドブック
あじさいの季節になると鎌倉に来る人が増えます。江ノ電「長谷駅」長谷寺周辺や、JR「北鎌倉」の明月院周辺があじさいの名所として有名ですが、かなり混みます。今回の記事では、人気スポットより多少空いている鎌倉の穴場の浄明寺方面を紹介します。 鎌倉駅から鎌倉霊園行き(鎌23)、鎌倉八景行き(鎌24)のバスで「浄妙寺」まで行きます。浄妙寺周辺は、鎌倉時代の御家人の屋敷が多くあったため、意外と名所が多くあります。 報国寺は足利尊氏の祖父足利家時と上杉重兼の両家の菩提寺で、竹林が有名なお寺です。 御家人の足利家が、最後は鎌倉幕府を倒して室町時代になります。報国寺は室町時代と繋がっています。 竹林は素晴らしく京都に来ているような錯覚を覚えます。抹茶が飲める茶屋もありますし、石庭も風情があります。もちろん、あじさいも咲いています。 この近くには、宮家の華頂宮(かちょうのみや)の華頂博信侯爵の洋館のお屋敷があります。現在、改装中の長谷の文学館と同時代の様式の建物なのでテレビのミステリーの洋館の撮影に使われるかもしれません。 一条恵観山荘は元々京都の公家一条恵観によって営まれた山荘です。一見すると田舎家風なその建物は、恵観公自身が設計をし、随所に雅な心と野趣が込められた皇族の「茶屋」です。昭和34年に鎌倉に移築されました。 庭石や枯山水も建物と共に移され当時と同じように配置さ、まるで京都に観光に来ているような錯覚を覚えます。山荘内は「滑川」が流れ、その流れを観ながら「お茶」ができる喫茶店が有名です。 ランチは「石窯ガーデンテラス」が有名ですが混んでいるので、カレーが美味しい「into the wild」もお勧めです。マスターの飽くなきカレーに対するチャレンジ精神が素晴らしい。ちなみにGoogle Mapでの評価は5でした。帰りのバスは「浄妙寺」は混雑しているので一つ手前の「青砥橋」から乗ることをお勧めします。一条恵観山荘からですとバス停「青砥橋」は近くにあります。 鎌倉は、緑が多く海に近いため都会より気温が低く木陰は涼しいです。訪れるには今の季節がちょうど良いかもしれません。京都旅行にきた気分になります。 今回紹介した場所のGoogle Mapです。行かれる方は参考にしてください。 間違っても「小町通り」「江ノ電、鎌倉高校前」には行かないほうが良いと思います。混んでいるだけです。