「空気」の正体 ジャニーズ関連の山下達郎発言に思う#2

 ジャニーズ関連の山下達郎発言に思うの第二弾です。2023年7月9日の山下達郎のサンソンの発言を受けてネットは大炎上しました。

ネガティブな記事も多くなりました。

ゲンダイ記事より「サブスク解禁は拒否、コンサートで観客に説教」「いくら山下の音楽が素晴らしくても、こんな頑迷固陋な“裸の王様”ではファンの落胆も当然。大いに晩節を汚すことになる。」

関係者の話「時代に流されない職人肌と言えば聞こえはいいですが、時代とズレたわがままなガンコ親父ですよ。」

レコード会社スタッフ「ラジオでも『山下達郎のアルバムが予定通りに出るわけはないんですよ』などと開き直って話しています。振り回されるスタッフは大変です。」

ファンのブログより「「一音楽家」って言いながら、心は、アーティスト側ではないのが、バレバレ。「晩節を汚した」って書いていたマスコミもいましたが、私も今回の放送を聴いて、正直、山下達郎さんには、幻滅しました。」

音楽YouTuber・みのさんの動画より「紛れもなく忖度、そして長い物には巻かれるものだと私は考えます。というか、これはもう開き直りですよね。」

私は、Radikoで山下達郎の発言を自ら聴きましたが「大いに晩節を汚すことになる。」ような発言ではないと思っています。

そんな時期7月12日にタレントの「りゅうちぇる」さんが自殺します。Googleトレンドというその時の検索数を調べるツールを使うと、一般人「空気」の傾向がわかります。このグラフでわかるように、「りゅうちぇる」さんの自殺をきっかけに山下達郎関連の検索は減り、批判的な記事は無くなります。

検索数の比較は桁が違うため、あえて2つのグラフにしましたが、自殺の原因がSNS、ネットニュースの誹謗中傷ではないかという憶測が出て「誹謗」の検索の増加と逆に「山下達郎」の検索数が減っているのがわかります。

なぜ「山下達郎」の検索数が減ったかと言えば、誹謗中傷はまずいなという「空気」が形成されたことと、タレントの「りゅうちぇる」さんのほうが誰でも知っている人なので人々の関心が「山下達郎」から「りゅうちぇる」へ移ったためだと思われます。

「空気」はその場、その時の雰囲気であり、どんどん変化していきます。時代の「空気」は所詮そんなものです。いちいち敏感になる必要もありません。

問題発言の翌週の7月15日の山下達郎のサンソンは、ジャニーズ問題に触れること無く何事もなかったように進行していました。これが正しい「空気」への対処法だと思います。

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