日本人はなぜ英語が苦手なのか カタカナ表記とSEO
先日、とある飲み会でスイスのジュネーブで開催された展示会「Telecom2003」のメンバーが3人いたため、当時の苦労話で盛り上がりました。
当時の写真が残っているので掲載します。やはり一番苦労したのは英語です。現地の大学生が説明員をやってくれますが、彼らに英語で説明しなくてはなりません。
スイスでは英語、フランス語、ドイツ語のトリプルリンガルが当たり前なので、なぜ英語が話せないのか不思議がられました。
日本人が英語の苦手な理由は、日本が単民族国家のため、まず話す必要がないからです。海外赴任や仕事で必要な場合以外は話しません。さらに理由の一つにカタカナ表記があると思います。
この風景はGeneve市街ですがGeneveは「ジュネーブ」とカタカナ表記されますが実際は「ジニーバ」と発音します。Appleはカタカナで「アップル」ですが発音は「アポー」に近いと思います。Waterはカタカナで「ウォーター」ですがこの発音では絶対に伝わりません。発音は「ワラー」に近い。日本人は外来語を表記するためにカタカナを活用しましたが、大抵の国ではこのような書き換えができないため、WaterはWaterと表記します。このほうが外国語として認識できますが、カタカナだと日本語に同化されてしまいます。このため実際の発音とのギャップがあるために、相手に通じなくて話せなくなるのではないでしょうか。
私のブログでも、なるべく英語表記のほうがいいと思っていました。特に人名や企業名は英語表記にしていました。
現在、カナ漢字変換ソフトはGoogleを使用していますがGoogleカナ漢変換がいいとことはピーターと打つと候補に「Peter」を挙げてくれます。特にプログラムを書く場合は、変数名や関数名を英語表記するので便利です。
ところが、最近「chatGPT編集長」にブログのSEO(検索ランキングを上げる技)を意識した校正をお願いしたところ、英語表記をカタカナ表記しなさいと提案されました。確かに、日本人は英語で検索しないので、キーワードで考えるとカタカナ表記のほうが有利です。
さすが、OpenAI「chatGPT編集長」のSEO対策の指摘は的確です。現在、chatGPTのベースとなっている深層学習のLLM(大規模言語モデル)は、自然言語を扱うため言語の翻訳が非常に得意です。更にOpenAIはWhisperと呼ばれるテキストと音声変換も得意です。
将来的には、AIが通訳する時代が来るかもしれないため、そもそも英会話の勉強が今ほど必要なくなるかもしれません。
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