最強女優NO2安藤サクラ ゆとりですがなにか

以前、記事に書いたように、日本の最強女優NO1は長澤まさみだと思いますが、安藤サクラも好きな女優です。今話題の「怪物」も良かったですが、9/29公開の今問題になっている特殊詐欺を扱った映画「BAD LANDS バッド・ランズ」も楽しみです。

安藤サクラは、父奥田瑛二、母安藤和津の次女で、俳優の柄本佑の妻でもあります。このファミリーは演劇一家でもあり、全てが「芝居」に結びついている面倒な人たちのなかで一番ひょうひょうと、自然にいる感じがしています。

映画だけではなく、テレビも出演作品が多く、NHKの朝ドラの「まんぷく」、日本テレビのバカリズムの「ブラッシュアップライフ」と自在な役作りは、結婚して妻になり母になってから益々その振り幅が大きくなってきたと思います。

私の一番好きな作品は2016年の日本テレビの日曜のドラマ「ゆとりですがなにか」です。「クドカン」こと宮藤官九郎のオリジナル脚本で、彼女にとって連続ドラマの初ヒロインであった作品です。

若者が「Z世代」ではなく「ゆとり世代」と言われていた頃のドラマであり、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラの4人が20代から30代の間で仕事、恋愛、家族関係で悩みながらも成長していく青春群像の物語が、クドカン独自の視点で描かれています。

岡田くんを始め、今では全員主役級の4名の役者のそれぞれの関係性が面白く、当時の時代の教育問題、過労死、パワハラ、不倫、跡継ぎ問題、ストーカー、学歴社会、不当滞在などのシリアスな社会問題を取り上げつつも、全体的にはコメディとして成立させるクドカンの脚本家としての才能がわかるドラマでした。

特に、ドラマの中で安藤サクラが演じたアラサー女性像は、恋人、娘、嫁、仕事の上司、彼らの親友としてそれぞれの関係性を丁寧に演じつつも悩める存在感を表現しており、役者としての力量を感じました。

また、ラストの岡田将生と安藤サクラの挙式シーンは、ドラマというよりも映画と言っても良いほどのクオリティの高い名シーンでした。現在、ストリーミングで視聴できますので、興味のある方はぜひご覧ください。

当時の映像をYouTubeで検索していたら、10月13日より「ゆとりですがなにか インターナショナル」として現在の「ゆとりですがなにか」メンバーのその後が描かれる映画が公開されることがわかりました。これは絶対に面白いので、今からとても楽しみにしています。


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