マイクトソフト VS グーグル Webの覇権争い

先ごろ、 マイクロソフトの「Microsoft Build 2023」と言うテクニカルイベントが開催されました。マイクロソフトはOpenAIと連携し、自社製品のブラウザーEdge、Officeシリーズに積極的に生成AIを活用しようとしています。

ワードでNDA(機密保持契約書)のチェックをCopilotがしてくれます。Copilotとはマイクロソフトの生成AIのプラグインで、副操縦士という意味があります。

携帯事業で遅れをとったCEOスティーブ・バルマー氏が辞めて、サティア・ナデラ氏になってからは、マイクロソフトはクラウドにかじを切り業績も向上してきました。

私達がWebで使用する検索は、検索エンジンと呼ばれる検索のソフトが使用されています。検索エンジンは大きく2種類あります。一つはグーグルの検索エンジン、もう一つがマイクロソフト製検索エンジンBingです。ヤフーサイトで使用する検索はグーグルの検索エンジンを使用しています。今までは検索エンジンとブラウザー(Chrome)のシェアは圧倒的にグーグルの勝利でした。2022年6月時点でグーグルの検索エンジンの世界シェアは約92%です。検索エンジンはWebの世界から情報を集め支配するための重要なソフトです。支配が必要な理由はWebの広告を支配できるからです。アルファベット(グーグルの親会社)の収益は広告収入が81%を占めています。つまり、グーグルの本業は、テック企業というよりも、電通と同様の広告会社です。

chatGPTの出現により、私達は「ググらなく」くても必要な情報に最短でたどり着くことが出来ます。このグラフは最近の検索エンジンの利用ユーザーの遷移です。ビルドインされたchatGPTを持つBing検索の使用頻度が増加傾向にあることがわかります。

しかし、検索エンジンのシェアの減少は、広告収入に頼っていたグーグルのビジネスモデルにとって脅威となっています。

テック企業の栄枯盛衰はダイナミックであり、2023年以降は「GAFAM」に変わって「MATANA」の時代が到来すると予想されています。「MATANA」はMicrosoft、Amazon、TESLA,Alphabet(Google),NVIDIA,Appleです。最初にFacebook(Meta社)が脱落すると予想されています。

ビジネスパーソンにとっては、WindowsOSのアップデートによってPCが動かなくなったり、Officeに頼んでもいない余計な機能が追加されたりすることがあり、マイクロソフトには苦労させららていますが、今後、マイクロソフトがWebの覇権を奪うことができるかどうかは注目されます。

しかし、日本の企業は蚊帳の外ですね。







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