U2 「Songs Of Surrender」 過去をBrushUPする

 今や世界を代表するU2の最新アルバム「Songs Of Surrender」が素晴らしい。私の場合は、Amazon Music Unlimitedからダウンロードして頻繁に聴いています。過去の作品で40曲を選び、新たな解釈で再録音した最新アルバムです。こんな素晴らしいアルバムが低価格のサブスクで聴けるとはいい時代になりました。


私が社会人の頃、プロデューサーがBrian EnoだったことからU2の「The Joshua Tree」から聴き始めました。叙情的かつ、男性的な骨太でゴツゴツとしたサウンドは、ニューウェイブなどのカテゴライズに収まらないスケール感を感じました。

「Where the Streets Have No Name」「With or Without You」「Running to Stand Still」等の名曲揃いですが、一番好きな曲は、アメリカのゴスペルにインスパイアされた「I Still Haven't Found What I'm Looking for」です。後半のゴスペルが感動的です。


今回のアルバムにも「I Still Haven't Found What I'm Looking for」が収録されていますが、アコースティックで渋い大人のバラードにBrushUPされています。単なるベスト盤と異なり、過去の曲に向き合いその曲を、今の年齢、今の情勢、今のテクノロジーに合わせて再構築することは、作品を自らBrushUPする点において、現代的な試みだと思います。

作品のヒットを記念して、4月22日(土)21:00から22:20までYouTubeチャンネルにて特別番組がライブ配信されます。楽しみです。


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