江口寿史イラストレーション展 「東京彼女」

 少し前ですが、東京ミッドタウン日比谷で開催されている、江口寿史イラストレーション展「東京彼女」に行きました。

私は、大学生の頃に読んでいた少年ジャンプの「すすめ!!パイレーツ」からの彼のファンです。基本的には、野球漫画なのだけれど、スポ根漫画のパロディで、YMO、クラフトワーク等のマニアックなミュージシャンも登場して面白かった。同時期の鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」と対をなすサブカル漫画の傑作です。

彼は、その後「すすめ!!パイレーツ」が大ヒットするも、プレッシャーから段々描けなくなり、作品は未完のまま中断となりました。

そんな彼は、イラストレータとしての仕事へ比重を移していきます。
又、音楽好きが講じて銀杏BOYZ、吉田拓郎などのジェケットデザインも手掛けるようになります。
「東京彼女」は彼のイラストレータとし集大成の展示会です。

私の好きな作品を2点掲載します。
Andy Warholの「Elvis  Presley」のオマージュ「2 COW GIRLS」


Roy Lichtensteinの一連の作品のオマージュ「HIBARIKUN」

Andy Warhol、Roy Lichtensteinは両者とも、1950年代と1960年代にアメリカ合衆国で生まれた芸術運動で、大衆文化・商品・有名人などの広告をアートに昇華させたPop Artの代表的作家です。

展示会は4/23(日)まで開催しています。興味のある方は、新緑の日比谷公園散策を兼ねて、行かれたらどうでしょう。

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