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隠れ横浜DeNAファンのススメ 横浜スタジアムのシート位置

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今年のWBC(World Baseball Classic)の日本優勝の影響もあって、米メジャーリーグや日本のプロ野球の人気が高まっています。また、コロナが5類に格下げされたことで、マスクをしなくても声を出して応援できるようになったため、球場に活気が戻ってきました。 私はコアな野球ファンではありませんが、横浜市民としては横浜DeNAベイスターズを応援しています。ベイスターズはIT企業のDeNAがオーナーになってから、運営方法やチケット予約システムの刷新や各種イベント開催等の経営改善が進んで、今や優勝を狙えるチームに変わりました。 今回、横浜スタジアム(通称:横スタ)での横浜DeNA対ヤクルトの試合観戦に行きました。横浜スタジアムは関内駅から近くにアクセスのよい屋根なし球場で、ちょうど今の季節の日中の野球観戦は、天気が良ければ見ていて気持ちがいいです。 野球の場合、どのシート位置で観戦するかが重要な選択です。内野席は料金が高いので、外野席が良いのですが、シート位置を間違えると熱狂的な応援団のなかで浮いてしまいます。特に普通の服装で行くと、ユニホームを着ているDeNAファンから白い目で見られるし、攻撃中はずっと立ちっぱなしになってします。 観戦は三塁側の内野に近い場所がピッチャーとバッターが見えるのでベストな位置だとおもいます。今回はあえて三塁側のヤクルト応援側のビジターシートのチケット予約をして観戦しました。応援は小規模でうるさくないし、立ちっぱなしの必要もありません。ただし、ヤクルトファンのふりをする必要があります。 試合は、5対3でDeNA勝利しました。ホームランも観ることができ、デットボールによる乱闘直前のシーンがあったりと、試合は面白い内容でした。ヤクルトの村神様こと村上は、今試合も3三振1フォアボールと絶不調で、敵チームながら心配になります。 この日は試合前に『YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2023 Supported by ありあけハーバー』のゲストとして、楽曲「春を告げる」やTVアニメ『SPY×FAMILY』の第2期EDテーマである「色彩」で大人気の新世代シンガー・yamaさんによるイベントもあり、なかなかお得の野球観戦でした。 しかし、野球って試合時間が長いのと何時に終わるかわからないところがシステムとしての弱みです。このため、オリン

日本縮小#4 「22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる 」

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 日本縮小#4は、政治改革の話題です、タイトルは成田悠輔(なりた ゆうすけ)氏の本の名前です。非常に面白い本なので一読をお勧めします。 彼はアメリカでイェール大学助教授でマルと四角のメガネをかけている新進気鋭の研究者です。テレビやYouTube番組でよく見かけましたが、「高齢者は集団自決を」発言が批判されて最近は出演を控えているようが、私は彼の活躍に期待しています。 この本では、政治家が選挙で有利になるために、SNS上での人気投票やAIによる分析が行われるようになり、政治家がネコのようなシンボルでも人気を集めるようになる「ディストピア」と、その解決策である「無意識データ民主主義」が論じられています。 現在、資本民主主義は富める者をさらに勝たせることが得意な「暴れ馬・資本主義」に「民主主義という手綱」をかけることでバランスを保ってきましたが、21世紀を迎え民主主義の劣化が目立ってきました。 SNSを使った中東の民主化運動である「アラブの春」は新しい民主主義を予感させましたが、すぐに頓挫しました。SNSはむしろフェイクニュースの拡散装置として機能し、米トランプ大統領等のポピュリスト政治家の増殖と、ロシア・中国のプロパガンダ、サイバー攻撃による他国への選挙介入を許してきました。 「無意識データ民主主義」周りの声や一時の情動、情報などに簡単に流されてしまう選挙の代わりに、民衆の無意識レベルの欲求や目的を集約するシステムの構築を提案しています。民衆の色々なデータを収集し、最適解をアルゴリズムにより「選挙なしの民主主義」を実現するというものです。つまり毎日データ収集により世論調査が実施され、政治に反映されて行く未来です。 2022年にNHKで放送されたドラマ「17才の帝国」では世界からは斜陽国の烙印を押されている日本の出口のない状況を打破するため、AIを使った新しい民主主義の実験が描かれています。星野源、田中泯の演技が素晴らしい近未来のドラマでした。 荒唐無稽のようですが、多くのテック企業では、ビックデータやエビデンスをもとにソフトウェアがデータによる経営者への意思決定のサポートを行なっています。 すぐには実現は困難でしょうが、第一段階として、意思決定に無駄な「参議院」という集団を廃止し、政治家の定年制度の導入及び立候補のためのITリテラシー・政治経済の基本知識の資格テスト(最

Paul Smithの名刺入れ 名刺にまつわる話

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 コロナが2類から5類となり、名刺交換する機会も増えました。先日、若い人と名刺交換の時に「それってPaul Smithの名刺入れですよね。私も使っています。」と言われて、先方の名刺入れも見せてもらいました。以前から3回ほど同じことを言われたことがあります。 初対面の人の名刺入れはよほど貧相な名刺入れでない限り、さほど気にしたことはありませんが、相手から言われると悪い気はしません。むしろ同じ「Paul Smith」ファン同士親近感がわきます。 「Paul Smith」はロンドンファッションの国イギリスのSir Paul Smith氏のファッションブランドです。2000年にエリザベス女王からサーの敬称で呼ばれるナイトに叙勲されました。ロンドンブーツ、ツイギーのミニスカートなどロンドンファッションは伝統的でかつ先進的なところがBritish Rockと似ています。David Bowie、Paul Weller等のロックミュージシャンも愛用のブランドです。トラディショナルで遊び心のある「Paul Smith」は私の好きなブランドの一つですが、高額なので、今は原則、軽井沢のアウトレット店でしか買いません。 名刺入れは誕生日にプレゼントされたもので十数年以上使っています。革製品はラバナーのレザートリートメントで時々メンテナンスすると、風合いが出てきていい雰囲気になります。 一方、中身の名刺の話です。昔は名刺フォルダーなる本のようなケースに入れていました。本のようなフォルダーがどんどん増えていき場所は取るし、探したい時になかなか名刺が見つかりません。 現在は、スマートフォンで名刺を読み取り、クラウド上で管理する名刺管理SaaS(Software as a Service)を使用しているため、物理的な名刺は束にして輪ゴムでとめて保管しています。名刺は必要ないかもしれませんが、初対面での名刺交換は、相手のファッションセンスやビジネスマナーを知るためにも必要な儀式かもしれません。 現在、名刺フォルダーで管理している名刺は私の過去の名刺です。松下電送からパナソニックになり、退職するまでの名刺は21枚あります。開発関連の職種だったこともありますが、つまり、21回所属が変わったことになります。会社上層部の趣味は「組織変更」であり、今も各企業で「イノベーション開発部」「DX推進室」「AI導入検

鎌倉とCoffee 「Cafe Hola 27」「Starbucks」

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鎌倉は好きな街の一つです、 先日、その鎌倉にショートトリップしました。今回はCoffeeにまつわる2つのショップを紹介します。観光地ではありますが、軽井沢と同様に文豪、文化人の住む街には文化があります。 「Cafe Hola 27」 ホンジュラス産のコーヒ豆を専門に扱う、Cafe兼コーヒー豆の販売店です。元々湘南の辻堂にあるコーヒー豆の焙煎店「 27 COFFEE ROASTERS」の姉妹店として鎌倉小町に最近出店しました。 Blue Bottle Coffeeの 清澄白河店のような巨大な焙煎所ではありませんが、 特徴は店内の焙煎所でコーヒー豆の焙煎しています。また試飲が出来て、気に入ったコーヒー豆を購入することができます。 グレープフルーツのような酸っぱい浅煎りコーヒー、普段飲みしているCoffeeとは異なり、フルーティーでたまに飲むにはお勧めです。100gで千円以上はしますが、時には贅沢も必要です。 店内の焙煎所 試飲コーナー 店舗情報 住所 〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1丁目6−8 RIASCO 101 インスタhttps://instagram.com/cafehola.27?igshid=YmMyMTA2M2Y= 「Starbucks 御成町店」非常に有名な店舗なので、知っている方も多いとは思います。「フクちゃん」でおなじみの漫画家、横山隆一氏の旧邸宅をリノベーションして建てられたお店です。テラス席では、藤棚とプールを一度に眺めることできます。土日はほぼ満席ですが、午前7時から開店しますので早めの来店をお勧めします。朝鎌倉を満喫できるのもショートトリップの良いとことです。 高い天井から差し込む日光が開放的で気持ちいい!座席は余裕を持って配置され、広々とした空間が心地よい。 店舗情報住所 神奈川県鎌倉市御成町15-11 URL https://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=624 珍しくプールサイドの席が確保できましたが、突然どしゃ降りの雨が降りました。屋根は景観上の理由から雨樋がなく滝のような雨でした。ショート動画にしてYouTubeにアップしました。雨も風情があります。

ヨーロッパ退屈日記 故伊丹十三に捧ぐ

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 ブログを書き始めて一ヶ月が経ちました。お陰様でアクセス数も1400ぐらいですが、Googl  Search Consoleで見たところGoogle検索からの流入がなく、調べたらインデックス登録がされていませんでした。Googleにサイトマップを送ったのでOKかと思っていましたが、検索エンジンは謎が多いです。今後はSEOの実験を始めます。 今回は私のブログのお手本の本を紹介します。伊丹十三氏が1965年に書かれたエッセイ「 ヨーロッパ退屈日記」です。高校か大学の頃に読みました。彼が映画の仕事でヨーロッパ各国を巡る時の日記、兼エッセイです。 映画、ファッション、スポーツカー、語学など多岐にわたるテーマについて、知的で博学でシニカルかつユーモアがある短い文章(エッセイ)がとても面白く、カッコイイ大人に憧れたものです。その後の「女たちよ!」も面白いエッセイでした。開高健のエッセイも好きでしたが、上から目線の高尚すぎる内容が未だ読むには早すぎたかもしれません。 多才な伊丹十三はその後映画監督としてデビューします。当時、映画会社の監督が主流でしたが、『お葬式』からいきなり数々の映画賞を獲得するなど絶賛を浴び。その後、『タンポポ』『マルサの女』『マルサの女2』『あげまん』『ミンボーの女』などの名作を残します。妻である宮本信子は、伊丹の監督デビュー後は伊丹作品の多数で主演女優としても活躍しました。 周防正行は『マルサの女』のメイキング映像を撮影してくれと依頼され、自身も映画監督になりました、伊丹チルドレンの一人です。 1997年、彼は突然亡くなります。『ミンボーの女』が暴力団を扱ったため公開後に襲撃事件があったことから、当初から暴力団の関与を疑う声もありましたが、原因は闇の中です。次回予定していた創価学会を取り扱ったからとか、色々な陰謀論もありました。 このブログは、私にエッセイの面白さを教えてくれた、カッコいい大人の伊丹十三へのリスペクトの記事でもあります。改めてご冥福をお祈りします。

Another Green World ベランダ菜園のススメ

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テレワークを開始してから、ベランダで家庭菜園を始めました。野菜ジュースの懸賞でトマトの苗が当たったことがきっかけです。始めて見ると意外と難しい。突然シソの葉が一夜にして枯れたこともあり、菜園は謎だらけです。 失敗を重ねながら、現在はシソとパセリ・バジル・サニーレタスを栽培しています。ポイントは水やりで、菜園業界で「水やり三年」と言われているように、つい水をやりすぎてしまわないことにあります。 キャビノチェ SUSTEE 水やりチェッカーという、土にさすだけで水分の量がわかるセンサーを使っていました。水が十分あると青色に、足りなくなると白色に変化します。しかし情報番組で竹串をさし、しばらくしてから竹串を抜き触って土の湿り具合を知る方法を知り、今は追加分の鉢は竹串を使っています。 菜園の良いところは、その場で新鮮な野菜が食べることができることです。シソであれば摘み取り、刻んで朝食の納豆に入れて食べたり、バジル・パセリは夕食のサラダに香味野菜として入れて食べると、市販の野菜より野性味があって美味しい。それだけで食生活が豊かになります。導入コストも安く、苗、土、プランターを購入しても千円以下で開始できます。 最近アメリカではレストランの室内にて別ルームを整備し、完全人工光型植物工場にて多品種の野菜の生産を行いレストランで野菜を使用する、店産店消モデルが増えているそうです。「Food tech」「Agri tech」と呼ばれるITと既存事業の組み合わせた新しいビジネスモデルです。流通コストがかからず、食品ロスもない環境にやさしい野菜SDGsです。日本にも地元で採れたものを地元で消費する「地産地消」という言葉があるように、究極のSDGsがベランダ菜園です。 タイトルの「Another Green World」(邦題:緑世界)はBrian Enoの1975年の私の好きなアルバム・タイトルのオマージュです。Another Greenはオシロスコープや昔のコンピューターのCRTの緑をさしますがグリーンの裏側のジャケットがカッコイイです。現在は野菜とコンピュータは繋がっているのかもしれません。 新緑の季節、色々な苗が出始めますので、皆さんも家庭菜園始めたらいかがでしょうか?