Paul Smithの名刺入れ 名刺にまつわる話

 コロナが2類から5類となり、名刺交換する機会も増えました。先日、若い人と名刺交換の時に「それってPaul Smithの名刺入れですよね。私も使っています。」と言われて、先方の名刺入れも見せてもらいました。以前から3回ほど同じことを言われたことがあります。

初対面の人の名刺入れはよほど貧相な名刺入れでない限り、さほど気にしたことはありませんが、相手から言われると悪い気はしません。むしろ同じ「Paul Smith」ファン同士親近感がわきます。

「Paul Smith」はロンドンファッションの国イギリスのSir Paul Smith氏のファッションブランドです。2000年にエリザベス女王からサーの敬称で呼ばれるナイトに叙勲されました。ロンドンブーツ、ツイギーのミニスカートなどロンドンファッションは伝統的でかつ先進的なところがBritish Rockと似ています。David Bowie、Paul Weller等のロックミュージシャンも愛用のブランドです。トラディショナルで遊び心のある「Paul Smith」は私の好きなブランドの一つですが、高額なので、今は原則、軽井沢のアウトレット店でしか買いません。


名刺入れは誕生日にプレゼントされたもので十数年以上使っています。革製品はラバナーのレザートリートメントで時々メンテナンスすると、風合いが出てきていい雰囲気になります。

一方、中身の名刺の話です。昔は名刺フォルダーなる本のようなケースに入れていました。本のようなフォルダーがどんどん増えていき場所は取るし、探したい時になかなか名刺が見つかりません。

現在は、スマートフォンで名刺を読み取り、クラウド上で管理する名刺管理SaaS(Software as a Service)を使用しているため、物理的な名刺は束にして輪ゴムでとめて保管しています。名刺は必要ないかもしれませんが、初対面での名刺交換は、相手のファッションセンスやビジネスマナーを知るためにも必要な儀式かもしれません。

現在、名刺フォルダーで管理している名刺は私の過去の名刺です。松下電送からパナソニックになり、退職するまでの名刺は21枚あります。開発関連の職種だったこともありますが、つまり、21回所属が変わったことになります。会社上層部の趣味は「組織変更」であり、今も各企業で「イノベーション開発部」「DX推進室」「AI導入検討課」などの組織が誕生しているのではないでしょうか。笑

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