村上春樹ライブラリー 作家の本棚(頭の中)を見る

他人の家の本棚って気になりませんか? その人がどんな本を読んでいたかで、趣味とか考え方がわかります。まして好きな作家の本棚って気になります。

私はハルキストではありませんが「風の歌を聴け」からリアルタイムに読んでいる初期(ノルウェイの森ぐらいまで)の村上春樹ファンです。以前から、一度行ってみたかった早稲田大学にある「村上春樹ライブラリー」に行ってきました。

村上春樹ライブラリー

ネットで早稲田大学国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)のサイトをアクセスし、行きたい日にちと時間帯を予約すると、確認メールが来ます。実際に行った時に受付でメールの予約番号を告げれば、入場できます。

滞在時間は1.5時間程度が想定されています。人数制限されているのでゆっくりと滞在できます。しかも料金は無料です。

早稲田大学は初めて来ましたが、一般の人でも入館できます。やはり大学のキャンパスは自由で、ゆったりした感じが良いですね。早稲田大学国際文学館は既存の建物をリノベーションしてますが、設計は隈研吾です。

村上春樹ライブラリー
中に入ると木材をふんだんに使用した図書館が現れます。さすが隈研吾です。

この図書館は村上春樹作品を―日本語・日本語以外のものをあわせて所蔵しています。刊行書でも初版本など貴重なものに加えて、村上氏からの寄託・寄贈を受けた本、さらに村上氏が蒐集したレコード・CDを中心に収集しています。村上春樹の書斎の別館のような場所です。


村上春樹ライブラリー
受付を入るとすぐに、テーブルと椅子がある、高級オーディオからJAZZが流れているリスニングルームがあります。
ビリー・ホリデーからビル・エバンストリオなどのレコードジャケットが飾られていて、村上春樹の小説の中に入っているような居心地の良い(Cozyな)空間が広がっていて心和みます。


村上春樹ライブラリー(本)

カフェ「杓子猫」が併設されているので、コーヒーを飲みながら、彼から寄贈された気になる本が読めます。ショップもあり、グッツも購入できます。彼は、早稲田大学在学中に夫婦でJAZZ喫茶を開業していました。ここはそのJAZZ喫茶の再現かもしれません。

音楽関連の本は、Bob Dylan、Beatlesと並びますが「乃木坂48」関連の本が気になります。


村上春樹ライブラリー(本)

マラソン好きな彼の「走り」に関する本棚です。気になったのはイギリスの「怒れる作家」ことアラン・シリトーの「長距離走者の孤独」です。私も好きな本でした。この本はイギリスのポップロックグループ、Style CouncilのPaul Wellerが愛読していたことでも有名です。

村上春樹の別荘にいるような感覚の図書館で、実際に彼のトークショー、ライブ、2階にあるスタジオで「村上RADIO」の公開収録などのイベントもあります。本とコーヒーと音楽に囲まれて、ゆったりとした快適な時間を過ごすことができました。興味のある方は「村上春樹ライブラリー」で検索し、サイトをチェックしてみてください。

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